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タイトル | 森林環境税による県民参加の森づくり |
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施策・事業名称 | 森林環境税による県民参加の森づくり |
都道府県名 | 高知県 |
分野 | 環境 |
内容 |
【平成15年4月に全国に先駆けて森林環境税を導入】 中山間地域の過疎・高齢化や木材価格の低迷等から間伐などの森林整備が行き届かず、水源かん養や土砂の流出防止などの森林の公益的機能が低下する森林が近年増加している。 高知県では、森林の荒廃は県民全体の生活環境に影響を及ぼす問題ととらえ、県民自らが参加して森づくりを行うことによって、森林への理解や関心を深めてもらい、森林の荒廃を防止するとの考え方のもと、平成15年度、全国に先駆けて森林環境税(個人・法人とも一律に年額500円)を導入し、森林の環境を保全するための取り組みなどを行ってきた。平成30年度からは第四期の課税期間(H30~R4)が開始されることとなり、森林環境税を活用した事業区分と主な事業は、大きく分けて以下の2つとなっている。 1 森林環境の保全を進める事業(間伐による森林整備((1)(2))とシカ被害対策(3)(4)) (1)公益林保全整備事業(森林の荒廃が懸念される中山間地域等において、森林の持つ公益的機能の維持増進を図ることを目的とした人工林の間伐への支援) (2)みどりの環境整備支援事業(CO2吸収効果の高い45年生までの人工林の除間伐への支援) (3)鳥獣被害対策推進事業(高標高域の国有林内の鳥獣保護区でのシカ捕獲の推進) (4)希少野生植物食害対策事業(希少植物の野生動物による食害を防止するための防護ネットの設置などを委託) 2 県民のみなさんの森林への理解と関わりを深め広げる事業(森林環境教育((1)~(3))、県民の主体的な活動(4)、木材利用(5)) (1)山の学習支援事業(将来を担う子どもたちに対する森林環境学習などへの支援) (2)森林環境保全事業(県立高等学校が行う自然体験や林業機械研修への支援) (3)環境学習推進事業(自然体験活動指導者の養成研修などへの支援) (4)こうち山の日推進事業(11月11日を中心に行われる県民の手による森づくりなどの自発的な活動に対する支援) (5)木の香るまちづくり推進事業(公共的施設や幼稚園、小中学校が行う木を活用した取り組みに対する支援、公共的空間の県産木材を活用した木質化に対する支援、市町村、広域事務組合等が乳幼児に配布する木製玩具等の購入に対する支援) |
関連 ホームページ |
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030101/ |
本件問合先 | 高知県林業振興・環境部 林業環境政策課 |
088-821-4586 | |
030101@ken.pref.kochi.lg.jp |