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タイトル 福島県における循環型社会の形成
施策・事業名称 「もったいない」の心が生きる社会づくり事業
都道府県名 福島県
分野 環境
内容  福島県では、恵み豊かな環境を将来の世代に引き継いでいくため、環境の保全を最優先し、環境への影響を未然に防止するとの基本的な考え方の下、これまでの大量生産、大量消費及び大量廃棄型の経済社会システムを変革することにより、本県の特性を生かした循環型社会の形成を目指し、平成17年3月に「福島県循環型社会形成に関する条例」を制定しました。
 本条例に基づき循環型社会を形成していくためには、県民一人ひとりが、自ら考える能力を身につけるとともに、率先して実行することが重要であること、また、民間の団体、事業者、行政等のあらゆる主体が、自ら責任を持って環境に配慮した活動を行うとともに、幅広く連携しながら県民総参加で取り組んでいく必要があることから、平成18年3月には、「福島県循環型社会形成推進計画〜うつくしま循環プラン〜」を策定しました。
 この計画の特徴としては、3つの目指すべき社会のビジョンを立てて、それぞれの実現に向けて具体的施策を掲げて推進するとともに、本計画のキーワードに「もったいない」を取り上げ、活用していることです。
 3つの目指すべき社会は次のとおりです。
 1 自然環境が保全された社会  〜自然と人が共生する社会〜
 2 適正な資源循環が確保された社会 〜「ごみ」のない社会〜
 3 心の豊かさを重視した賢い生活様式及び行動様式が定着した社会
       〜「もったいない」の心が生きている社会〜

 また、「もったいない」の具体的な活用として、県民から一人ひとりが取り組める自発的な行動を募集し、「水道を出しっぱなしにしないようにしましょう。」、「使わない部屋の照明は消しましょう。」など具体的な項目を「もったいない50の実践」としてまとめ、計画の別表として掲げました。
 この「もったいない50の実践」をテーマとして、小・中学生を対象とした「『もったいない50の実践』絵画コンクール」を平成18年度から実施しており、平成21年度は5,300作品の応募がありました。県では、これらのうちから優秀作品を選び、県が作成する「もったいない50の実践カレンダー」に掲載することにより、「もったいない」の実践を促しました。
 また、「循環型社会形成に向けた廃棄物減量化」、「地球温暖化対策(温室効果ガス削減)」等の観点から、平成21年4月に、大手スーパーマーケット事業者、消費者団体、行政とで「福島県におけるレジ袋の削減に関する協定〜地球にやさしい“ふくしま”ストップ・ザ・レジ袋〜」を締結し、同年6月1日から全県下でレジ袋無料配布中止の取組みが開始されました。同年7月には福島県独自の「ストップ・ザ・レジ袋実施店」参加登録制度を導入し、レジ袋無料配布中止に取組む店舗を登録し、店舗掲示用の登録店ステッカーの配付やホームページに掲載し、レジ袋削減の取組みについて普及啓発を図りました。
 さらには、県民による手作りのマイバッグについて募集する「手作りマイバッグコンテスト」を開催し、応募のあった656作品の中から、優秀作品を選定し表彰を行いました。


もったいない50の実践

・水道を出しっぱなしにしないようにしましょう。
・油や生ごみは排水に流さないようにしましょう。
・洗剤は適量を使用しましょう。
・お風呂の水は洗濯などに利用しましょう。
 ・台所では水切りネットを使用しましょう。
 ・米のとぎ汁は、庭木や花壇にまいて肥料として利用しましょう。
自然
・身近なところに花や木を植えましょう。
・行楽でのごみは持ち帰りましょう。
電気・燃料
・使わない部屋の照明は消しましょう。
・休み時間の照明は消しましょう。
 ・コンセントを抜き待機電力を減らしましょう。
・見ていないテレビは消しましょう。
・夏のクールビズ、冬のウォームビズに努めましょう。
・冷暖房機器は適正な温度に設定しましょう。
自動車
・近い場所には車でなく、徒歩や自転車で行きましょう。
・燃費のよい車に乗りましょう。
 ・マイカー移動でなく公共交通機関を利用しましょう。
 ・アイドリングストップに努めましょう。
 ・車の相乗りに努めましょう。
・車の定期的な点検・整備を行いましょう。
衣服
・古着をリフォームして使いましょう。
・不要になった衣服は譲り合いましょう。
 ・衣類を生地にしてリサイクルしましょう。

 ・紙は両面を使用し無駄に使わないようにしましょう。
・紙はリサイクルしましょう。
ごみ
・できるだけごみを出さないように努めましょう。
 ・ごみの分別は徹底的に行いましょう。
・生ごみを堆肥化してリサイクルしましょう。
 ・ごみのポイ捨てはやめましょう。
食品
・料理は食べられる量だけ作りましょう。
・食べ残しをしないようにしましょう。
 ・料理方法を工夫して、材料を無駄なく使い切りましょう。
・ばら売りや量り売りを利用しましょう。
食器等
 ・使い捨てのコップ、皿はなるべく使わないようにしましょう。
 ・できるだけ「マイはし」を使いましょう。
容器包装
 ・過剰包装を断りましょう。
・飲み物はペットボトルより水筒を利用しましょう。
 ・マイバッグ(買い物袋)を持参して、レジ袋を断りましょう。
・リターナル瓶を利用しましょう。
買い物
 ・フリーマーケットを活用しましょう。
・洗剤やシャンプーなどは詰め替え品を買いましょう。
 ・エコマーク等の環境にやさしい商品を買いましょう。
・買い物は必要なものだけ買いましょう。
製造・販売
 ・分別・リサイクルしやすい製品づくりに心がけましょう。
 ・過剰包装はやめましょう。
全般
・捨てる前にもう一度考えましょう。
・壊れたものは、できるだけ修理して使いましょう。
・手作りを楽しみながらリサイクルしましょう。
・できる限り地元でできたものを利用しましょう。
 ・先人の知恵や技を学びましょう。
「ストップ・ザ・レジ袋実施店」登録ステッカー
「ストップ・ザ・レジ袋実施店」登録ステッカー
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ホームページ
http://www.pref.fukushima.jp/hozen/
本件問合先 福島県生活環境部環境共生課
024-521-7248
kyousei@pref.fukushima.jp