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タイトル 「日光杉並木街道」保護のために(1)
施策・事業名称 日光杉並木オーナー制度
都道府県名 栃木県
分野 教育・文化
内容 1 日光杉並木街道の現状
日光杉並木街道は、日光杉並木街道附並木寄進碑の名称で特別史跡及び特別天然記念物の二重指定を我が国で唯一受けており、ギネスブックにも登録されている世界で最も長い並木道です。1625年から20年余の歳月をかけて延長37kmの街道両側に約50,000本の杉が植えられたと伝えられ、約12,300本が現存しています。
独特の美しい景観を醸し出している日光杉並木街道ですが、杉の老齢化はもとより、自然災害や生育環境の悪化などにより並木杉は徐々に減少しており、杉並木の景観が失われてしまう恐れがあります。

2 日光杉並木オーナー制度の概要
日光杉並木街道を守り後世に伝えるため、県では日光杉並木オーナー制度を創設して、各種保護対策を推進しています。
日光杉並木オーナー制度は、杉並木保護に賛同された方に並木杉を1本1千万円で購入していただくものです。その売買代金は、県が設置した日光杉並木街道保護基金で運用し、運用益で並木杉の樹勢回復などの保護対策を実施しています。オーナーの方が買い戻しを希望される際は、県がいつでも1本1千万円で買い戻しをするものです。

3 日光杉並木街道保護対策
日光杉並木オーナー制度の運用益による樹勢回復事業とともに関係機関がそれぞれ担当事業を分担し、保護用地公有化事業やバイパス建設など、杉並木の保護に取り組んでいます。
(1) 樹勢回復事業
並木杉の土壌の流出を防止するために木柵を設置し、樹根が露出している部分を中心に客土し、樹根の生育する領域を拡大するなど、並木杉の樹勢を回復する事業を行っています。
(2) 保護用地公有化事業
並木杉の樹根の生育環境を確保するため、杉並木街道の並木敷の両外側概ね20mを保護用地として公有化を図っています。
(3) バイパス整備事業
車両による排気ガスや振動が杉並木の健全な育成に影響を与えていることから、通過車両を減少させるためバイパス整備を進めています。
オーナー制度の仕組み
オーナー制度の仕組み
関連
ホームページ
http://www.pref.tochigi.lg.jp/m08/education/bunkazai/suginamiki/hogo.html
本件問合先 栃木県教育委員会事務局文化財課
028-623-3460
bunkazai@pref.tochigi.lg.jp