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タイトル | 地下水保全 |
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施策・事業名称 | 「水の国くまもと」づくり |
都道府県名 | 熊本県 |
分野 | 環境 |
内容 |
(背景) 本県は、筑後川、白川、菊池川など九州を代表する一級河川の源流を抱え、豊かな地下水に恵まれた「水の国」である。しかし、近年、一部の地域で長期的な地下水の水位の低下や硝酸性窒素等による地下水の水質への影響が見られるなど、課題も生じてきている。このため、熊本が将来にわたり地下水の恵みを享受できる「水の国」であり続けるよう、地下水を守り抜く取組みを推進する。 (事業内容) ○全国に先駆けて、地下水はみんなで守り、みんなで使う「公共水」であるという考え方を取り入れ、平成24年10月から大口採取者に対する許可制度を導入した。併せて、許可対象者が、節水等の地下水使用合理化や採取量に応じて地下水涵養を行う仕組みを制度化した。 ○県、熊本地域11市町村が共同で、熊本地域の地下水保全の具体的な目標・施策を定めた「熊本地域地下水総合保全管理計画・第3期行動計画」(計画期間:令和元~6年度)を策定。この計画に基づき、県、熊本地域11市町村と平成24年4月に設立した(公財)くまもと地下水財団、事業者等が連携・協働して、水田を活用した地下水涵養事業(水田湛水事業)をはじめ、地下水を量・質にわたって守り抜くための具体的な取組みを加速させる。 (効果) ○水田湛水事業等によって、平成28年度は約1,184万立方メートル(熊本地震の影響により減少)、平成29年度は約2,379万立方メートル、平成30年度は約2,588万立方メートルの涵養がなされたと推計。 ○地域が連携した地下水保全の取組みが国際的に評価され、平成25年3月、熊本市が国連“生命の水”最優秀賞(水管理部門)を受賞。 |
関連 ホームページ |
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本件問合先 | 環境立県推進課 |
096-333-2272 | |
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