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タイトル | 白川文字学について学ぶ場を提供し、白川文字学を普及 |
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施策・事業名称 | 白川文字学普及活動事業 |
都道府県名 | 福井県 |
分野 | 教育・文化 |
内容 |
1 施策・事業の立案の背景(課題など) 白川静博士は、明治43年に福井市で生まれ、中国の古代人の生活や意識にまで踏み込んだ実証的で系統的な漢字、文字学「白川文字学」を確立し、字書3部作の「字統」「字訓」「字通」の刊行をはじめ、多くの業績を重ねられ、平成16年には「文化勲章」を受章し平成18年に天寿を全うされた。 県では博士の「故郷である福井を発信の地として、我が国の国語力を向上させるという運動を展開したい」という思いを受け、県立図書館内に先生の研究成果や著書を整備した「白川文字学の室(へや)」(平成17年設置、平成28年リニューアル)を設置し、その業績を広く紹介している。また、平成25年からは「白川静漢字教育賞」を設け、全国で特色ある漢字教育を実践している方や生涯学習の推進に貢献している方、漢字に親しむ小・中学生を全国から公募し表彰するとともに、優れた漢字教育実践等を全国に発信することで、漢字教育・国語教育への貢献をめざしている。 2 事業概要 (1)「白川静漢字教育賞」の実施 ・新しい指導法や特色ある教材によって、継続的に漢字教育を実践し、成果および努力が認められる方や漢字文化の普及や生涯学習の推進に貢献している方、ならびに漢字に親しむ小・中学生を表彰。第9回となる令和4年度は、全国から405点の応募があった。 (2)白川文字学ゼミ公開講座等の開催 ・白川文字学ゼミ公開講座…白川博士の研究内容や漢字文化等に関する講座 ・白川文字学こども漢字教室…体験活動を通して楽しく漢字や古代文字についての学びを深める講座 ・出前講座…公民館・児童館等が主催する講座等に講師を派遣 (3)漢字解説本『白川静博士の漢字の世界へ』の発行 ・平成20年度から小学校での漢字教育に「白川文字学」を導入するとともに、23年2月から『白川静博士の漢字の世界へ』を全国書店で販売。令和3年からは、漢字20字を追加した第2版を発行。 |
関連 ホームページ |
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/syoubun/shirakawa/taitoru2022nenndo.html |
本件問合先 | 教育庁生涯学習・文化財課 |
0776-20-0559 | |
syoubun@pref.fukui.lg.jp |