政策個表

タイトル 自然の宝庫「尾瀬」を活用した環境学習の推進〜尾瀬学校〜
施策・事業名称 尾瀬学校
都道府県名 群馬県 本件問合先 環境森林部自然環境課尾瀬保全推進室
分野 環境 027-226-2881
事業実施期間 平成20年5月1日 ~ 令和03年3月31日 kanshizen@pref.gunma.lg.jp
施策の
ポイント
尾瀬は自然の宝庫であり、「自然保護の原点」と言われることから、群馬の子どもたちが一度は尾瀬を訪れ、質の高い自然体験をして欲しいという願いのもと、平成20年度から令和2年度まで実施しました。
内容 1_背景・経緯
群馬の子どもたちの自然を守る意識及びふるさと群馬を愛する心を育むとともに、環境教育を通じて尾瀬の保護と適正利用を推進するための施策として実施しました。

2_目的・ねらい
美しい自然と貴重な生態系を持つ、自然の宝庫・尾瀬は、ごみ持ち帰り運動の発祥地であることなどから、自然保護の原点ともいわれ、木道整備をはじめ、自然を守るための様々な取組みが行われています。

群馬県では、尾瀬を優れた「環境教育の場」と考え、平成20年度に尾瀬学校補助金を創設し、「尾瀬学校」を開始しました。

群馬の子どもたちが、小中学校在学中に尾瀬に一度は訪れ、ガイドを伴った質の高い自然体験を通して、自然を守ることの大切さを学ぶことにより、子どもたちの自然保護意識の醸成を図り、郷土を愛する心を育みました。


3_事業の概要
(1)県内の小中学校が、尾瀬においてガイドを伴った少人数のグループ(児童生徒8名にガイド1名)による環境学習を実施する場合、市町村または学校法人に対してバス借上料及びガイド料を原則として全額補助しました。

(補助対象経費と補助額)
・バス借上料:バスの借上料1日分の実費額(有料道路使用料、駐車料を含む)
※ 尾瀬内の山小屋に宿泊する場合はバスの借上料2日分の実費額

・ガイド料:ガイド1名あたり2万円まで
※ 尾瀬内の山小屋に宿泊し、2日間ガイドをつける場合は、
ガイド1名あたり3万4千円まで

・山小屋宿泊における尾瀬学校特別料金:1泊2食6,000円
※ 群馬県の山小屋では尾瀬山小屋組合の協力により、通常1泊2食
8,500円を6,000円に割引
※ 週末及び繁忙期を除く平日が対象。
※ 平成25年度から適用

(2)学校は、「尾瀬学習プログラム」(群馬県教育委員会、群馬県自然環境課発行)により学習を進めるとともに、ガイドによる事前学習を実施しました。

(3)尾瀬学校に参加する児童生徒は、尾瀬について分かりやすく著述した「尾瀬ミニブック」(群馬県自然環境課発行)等により、尾瀬の自然の成り立ちやその自然を守る取り組みについて理解を深めました。


<実績・効果>
平成20年度から令和2年度までの13年間で、延べ1,685校の小中学校が尾瀬学校を実施し、122,733人の小中学生が参加しました。

尾瀬学校を実施した小中学校からは、「尾瀬ガイドの方の案内が充実していた」、「普段生活をしている環境と全く違う自然環境に触れることができた」、「たくさんの驚きと発見があり、児童にとって貴重な体験学習となった」、「子どもたちは、尾瀬の自然に触れ感動し、自然を守ることの大切さを感じていた」といった声が多く寄せられました。

また、生徒の感想でも「初めて尾瀬に来たが、思っていた以上にきれい。ごみ持ち帰り運動を続けてきれいな尾瀬を残してほしい」「もっともっと尾瀬について知りたいと実感した」など、「新しい感動や発見があった」という意見が多く、「尾瀬学校」の取組みは、子どもたちの自然保護意識の醸成や郷土を愛する心の育成につながりました。

■尾瀬学校を実施した小中学校の数、参加者人数
H20年度 108校 8,145人
H21年度 135校 10,113人
H22年度 143校 10,820人
H23年度 142校 10,680人
H24年度 154校 11,224人
H25年度 157校 11,561人
H26年度 156校 11,449人
H27年度 139校 10,213人
H28年度 133校 9,495人
H29年度 131校 9,856人
H30年度 132校 9,179人
R元年度 121校 8,005人
R2年度 34校 1,993人 ※新型コロナウイルス感染症の影響による実施校の減少
(累計)1,685校122,733人

<今後の取組>
STEAM教育(探求的・教科横断的な学び)の実施を支援する事業にリニューアルし、引き続き尾瀬を題材とした学習活動の充実を図ります。
ガイドの説明を聞く子供たち
ガイドの説明を聞く子供たち
尾瀬学校実施風景
尾瀬学校実施風景