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タイトル | 介護従事者に係る県独自のキャリアアップの仕組みを構築 |
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施策・事業名称 | 「ぐんま認定介護福祉士」制度 |
都道府県名 | 群馬県 |
分野 | 健康福祉 |
事業実施期間 | 平成21年10月4日~ |
施策のポイント |
ぐんま認定介護福祉士制度は、介護現場での経験や技能を評価する本県独自のキャリアアップの仕組みであり、自治体としては初の認定制度です。 認定介護福祉士を養成するために、平成28年度から一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構が認証する認定介護福祉士養成研修が始められていますが、その先駆けとも言える制度です。 |
内容 |
<背景・経緯> 群馬県では、介護現場のリーダーとして必要な知識・技能を有する介護福祉士を養成・認定する、本県独自の認定制度「ぐんま認定介護福祉士制度」を創設し、平成21年度から養成研修を行っています。 〇創設の背景 ・複数の有資格者と無資格者が介護業務に従事している介護保険施設等においては、介護福祉士に高度な役割が期待され、介護福祉士の専門性をより一層高めることが求められています。 ・経験や技能に応じた個別の研修制度が多様に存在する一方で、幅広いニーズを体系的に学ぶことのできる研修が稼働していないことから、県内の施設・事業所で活用できる、独自の研修制度が必要です。 ・介護福祉士の技能や経験を段階的に評価することが困難であるため、指標となる認定制度を構築したものです。 <目的・ねらい> 介護従事者のキャリアップが図られるよう、県内の介護施設・事業所等において、その介護従事者の評価・処遇に当たっての指標となる認定制度を構築し、介護従事者の意欲向上と職場定着を図り、もって職場環境の改善と県全体の介護の質を向上させることを目的としています。 <事業の概要> (1)ぐんま認定介護福祉士の養成 ○ぐんま認定介護福祉士養成研修 内容:介護施設等で必要とされる中堅職員としての組織運営能力の習得及び介護の知識・技術のレベルアップを図ること 対 象 者:次の全ての要件を満たす者 ・実務経験5年以上の介護福祉士 ・現在の勤務先に3年以上勤務している者 ・施設・事業所の推薦があった者 研修時間:220時間(うち通信制97時間) ○ぐんま認定介護福祉士認定試験 認定試験:選択式と記述式を併用し、時間は100分 認 定:認定試験合格者に認定証を交付 (別途、施設・事業所掲示用の表示板も交付) (2)聴講制度 内 容:介護保険制度等の最新情報の提供を行うとともに、今後のぐんま認定介護福祉士養成研修の受講の促進を図ること 対象者:介護保険施設・事業所等において介護業務に従事する者で、介護福祉士の資格を有し、かつ、2年以上の者 または ぐんま認定介護福祉士 (3)認定者対象フォローアップ研修 内 容:ぐんま認定介護福祉士の養成研修で学んだ知識を深め、認定者としての更なるスキルアップを図ること 対象者:ぐんま認定介護福祉士 (4)ぐんま認定介護福祉士(基本課程)認定者研修 内 容:ぐんま認定介護福祉士(基本課程)養成研修で学んだ知識を深め、更なるスキルアップを図ること 対象者:平成21年度から平成30年度に実施したぐんま認定介護福祉士(基本課程)養成研修の修了者 <実績・効果> ぐんま認定介護福祉士の認定:833名(令和4年度:23名) ○受講者からは、「一緒に受講した仲間たちのモチベーションの高さに驚き、私も頑張らねばと奮起するきっかけとなった。」、「多職種との連携に、より一層意識が高まった。」「自分が学んできたことを他の職員に周知させることで、一緒に考え、学ぶ場を作り出すことができた。」などの声が寄せられています。 ○ぐんま認定介護福祉士養成研修の修了者は認定介護福祉士研修の受講対象者となります。 <今後の取組> より一層介護職員がキャリアアップできるよう時代に合った研修内容としていきます。 |
関連 ホームページ |
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