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タイトル | 外国籍患者に安心した医療を! |
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施策・事業名称 | 医療通訳派遣システム事業 |
都道府県名 | 神奈川県 |
分野 | 健康福祉 |
内容 |
1 目的 日本語を母語としない外国籍患者が安心して医療を受けられるよう、協定医療機関からの派遣依頼を受け、医療通訳相談窓口のコーディネーターが医療通訳スタッフを派遣するシステムを運営する。 2 事業の経緯及び主な特長 神奈川県では、かながわボランタリー活動推進基金21を活用したNPO法人との協働事業(協働事業負担金事業)として、県内の中核的な受入医療機関へ医療通訳スタッフを派遣する医療通訳派遣システム構築事業を15年度から試行的に実施し、全国一の派遣実績数と、先駆的な派遣システム(コーディネーターの配置、医療通訳養成ノウハウ等)を構築してきた。 医療通訳派遣システム構築事業は19年度末で終了したことから、基金21に頼らない持続可能なシステムを構築し、全国をリードして、外国籍県民が安心して医療を受けられる環境を整備するため、20年度から新たに県費負担によるNPO法人との協働事業として、医療通訳派遣システム事業を開始した。さらに、21年度からは、本事業に賛同し負担金を支出する市町及び県を構成員とする新たな協議会(「かながわ医療通訳派遣システム自治体推進協議会」)を設置して継続実施している。 3 取組内容 (1) 通訳派遣事業 現在、協定医療機関37病院へ、12言語の医療通訳スタッフを派遣(派遣件数:平成26年度5,137件、平成27年度5,820件、平成28年度6,227件) (2) 新任医療通訳スタッフ養成研修事業 医療通訳スタッフとして登録する者の選考を兼ねた初任者研修を実施(養成人数:平成26年度4言語14名、平成27年度4言語10名、平成28年度6言語25人) (3) 医療通訳スタッフ・コーディネーター現任者研修事業 4 主な成果 医療通訳スタッフ派遣件数は6,000件を超え、医療通訳派遣事業を実施することで、日本語を母語としない外国籍患者が安心して医療を受けられるようになっている。 また、新任医療通訳スタッフ養成研修を実施することで、医療通訳スタッフの登録者数は平成29年4月現在で188名であり、医療通訳人材の確保が図られている。 |
本件問合先 | 県民局くらし県民部国際課企画グループ |
045-210-3748 | |
0804p_kokusai@pref.kanagawa.jp |