内容 |
現代の社会は「地域の力」が脆弱化していると言われています。
地域の力を向上させるためには、そこに住む人たちが地域に誇りと愛着を持ち、一人ひとりが地域づくりに積極的に参加することと、さまざまな主体が目的や情報を共有し、互いを理解し、地域の関係者間のネットワーク、信頼関係(ソーシャル・キャピタル)を作り上げていくことが大切です。
福島県では、地域コミュニティの維持・振興等のために、地域のさまざまな課題・問題に応じて、住民、町内会・行政区、市民活動団体(NPO)、学校、企業、各種団体、行政などの各主体が、対等な立場で参加し、自らの地域の将来や地域で有している課題の解決に向けて、自由に意見を交換し合える場としての「住民による新たな県民運動円卓会議」を作り上げるサポートを実施しています。
こうした各地域での円卓会議の話し合いや実践行動の例を、県全体に広く紹介することによって、住民や各関係団体等が主体となった地域コミュニティづくりを支援しています。
[実施方法]
全県域にネットワークを有する県内のNPO法人への委託により実施
[基本フレーム]
県内7つの生活圏に「円卓会議支援スタッフ」各2名を配置(全14名)し、住民自身による円卓会議の設置から、会議の運営(進行)に至るサポートを行う。
[支援スタッフのサポート]
○円卓会議を設置するための地域の関係者・関係機関との細やかな調整
○円卓会議において、具体的な課題解決策を検討協議するに際しての進行・助言(ファシリテート)、実践的な行動につながるアドバイス
○他の地域での取組み事例、必要となる資金提供制度などに関する情報や助成金取得に向けたアドバイス
円卓会議での話し合いの様子(いわき市中央台飯野一区の皆さん)
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