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タイトル | 「日光杉並木街道」保護のために(2) |
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施策・事業名称 | 日光杉並木街道保護ボランンティア「杉の並木守」養成事業 |
都道府県名 | 栃木県 |
分野 | 教育・文化 |
内容 |
1趣旨 世界に誇る本県の貴重な文化財である日光杉並木街道を県民皆で守っていこうとする活動を「とちぎブランド」と位置付け、杉並木保護活動を通して、郷土に誇りと愛着を持った人づくりに取り組み、その活動を支援することを目的として「杉の並木守」養成事業を実施しています。 2 養成講座 日光杉並木街道の保護普及活動にボランティアとして参加を希望される20歳以上の方を対象として平成20年度から「杉の並木守養成講座」を実施しております。 講座の内容は、杉並木街道の歴史や保護対策の現状、街道内の植生や草刈作業実習など、杉並木の保護活動に必要となる知識や技術に関するもので、参加者は全8回の講座を受講し、その翌年から「杉の並木守」として、杉並木街道の清掃や草刈などのボランティア活動に従事しています。 平成25年度に、平成20年度から平成24年度までの5年間の養成事業や並木守の活動状況、課題等の検証を行い、その結果を踏まえて、養成講座の内容等を見直し、平成26年度から養成事業を再開しました。 講座の見直しに際しては、より多くの方々に参加いただけるよう回数を減らすとともに、保護対策や機器操作実習など、活動に従事する上で最低限必要となる内容に改め、その他の知識や技術は、実際の活動を通して先輩の並木守から伝授いただくような仕組みとしました。 また、平成29年度からは、募集期間を従前より延長するとともに、活動開始時期を翌年度からといたしました。 3 活動状況 日光杉並木街道は全長37kmにも及ぶ世界一長い並木道であり、10班のグループを編成して活動区域を割り当て、それぞれの班ごとに月1回程度、並木内の清掃や草刈などの保護活動を自主的に行っています。 杉の並木守の活動は日光杉並木街道の環境保全に寄与し、地元の方々からも街道が大変きれいに保たれていると好評を得ています。 4 活動の支援 県では、「杉の並木守」の自主的な活動を支援するため、傷害保険の加入や活動用資機材の貸与、消耗品の提供などを行うとともに、活動グループの自立や活動内容の拡大、活動者の資質向上などを目的とした「活動支援講座」を実施しています。 |
関連 ホームページ |
http://www.pref.tochigi.lg.jp/m08/education/bunkazai/suginamiki/hogo.html |
本件問合先 | 栃木県教育委員会事務局文化財課 |
028-623-3460 | |
bunkazai@pref.tochigi.lg.jp |