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タイトル 薬物依存症対策の推進
施策・事業名称 栃木県薬物依存症対策事業
都道府県名 栃木県
分野 健康福祉
内容 【背 景】
本県は人口10万人当たりの覚醒剤検挙者数が多いことに加え、全国的にも覚醒剤等の薬物事犯は再犯者率、再入率が高く、改善がみられていない。
覚醒剤等の薬物事犯の初犯者は、ほとんどが執行猶予処分となり、薬物に関する教育を受ける機会がないことから、再犯につながりやすい特徴がある。また、累犯者に至っては、社会復帰後も切れ目のない教育により、安定した社会生活を営むことにより再犯を防止することが重要となっている。このため栃木県では、県警やNPO法人栃木ダルクと連携し、薬物依存者に対し、認知行動療法を活用したプログラムを用いて再乱用防止教育を実施するとともに、自らの断薬意欲の維持や家族への信頼回復の一助となるよう、保健所及び精神保健福祉センターで任意の尿検査を実施しすることにより、薬物依存症者の再犯防止に取り組んでいる。
また、薬物依存症者を抱える家族に対して、薬物依存症に関する正しい知識や精神的なサポートを行うことで、薬物依存症者の再犯を防止しやすい環境づくりに取り組んでいる。

【内 容】
再乱用防止プログラムは、1クール10回とし、専門家、関係機関による修了判定評価を行っている。当該プログラムを修了した者には、一定期間毎に電話、面談により、生活環境の変化、薬物への欲求の対応などを確認するフォローアップ事業を行っている。
また、プログラム受講者や経過観察者が、保健所等で月1回尿検査が受けられる体制を整備している。
さらに、薬物乱用者を抱える家族には、薬物依存症の知識や依存症者本人への関わり方等についての講習を行う家族会を開催するとともに、相談窓口を通して精神的なサポートを行っている。
なお、再乱用防止プログラム及び家族会の開催にあたっては、平日日中に加えて夜間や休日にも実施するなど仕事をしている者や多くの家族が参加しやすいよう配慮している。
薬物依存症対策概要図
薬物依存症対策概要図
関連
ホームページ
http://www.pref.tochigi.lg.jp/e08/life/bouhan/yakubutsu/sairanyoukyouiku.html
本件問合先 栃木県保健福祉部薬務課
028-623-3119
yakumu@pref.tochigi.lg.jp