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タイトル 静岡発!介護する人に「やさしい社会」へ 全国初!「介護マーク」を作成
施策・事業名称 介護家族の声を活かして「介護マーク」を作成
都道府県名 静岡県
分野 健康福祉
内容 <内 容>
認知症の方の介護は、他の人から見ると介護をしていることが分かりにくいため、誤解や偏見を持たれて困っているとの声が、介護家族から多く寄せられ、介護中であることを表示するマークを作成するよう、タウンミーティングにおいて要望があった。
静岡県では、これに応え、全国で初めて「介護マーク」を作成した。
わかばマークが運転初心者への配慮として全国に普及しているように、「介護マーク」が全国に浸透し、介護する人を温かく見守る「やさしい社会」となることを期待している。

1 概要
○特徴
・ケースに入れて首から提げるなど、さまざまなシーンで使えるもの
・色合いやデザインは、一目で介護中であることがわかるよう、目立つもの
○活用する場面の例
・介護していることを周囲にさりげなく知ってもらいたいとき
・駅やサービスエリアなどのトイレで付き添うとき
・男性介護者が女性用下着を購入するとき
・病院で診察室に入る際、一見介助が不要に見えるのに2人で入室するとき
・駅で切符を買う時や、スーパーで買った物を袋詰めしている時など、認知症の方は目を離したわずかの間にどこかに行ってしまうことがあるので、通りがかりの人に少しの間見守ってほしいと頼みたいとき など

2 これまでの取組及び今後の予定
・介護マークを印刷したカードを3万セット作成し、平成23年4月から市町と協力して配布。
令和2年3月末現在、26,627セット配布した。
・介護マークの普及啓発のため、ポスター及びチラシを作成し、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、高速道路のサービスエリア、鉄道駅などへ配布し、掲示等を依頼した。
・介護マークの普及に協力いただける民間事業者等を「介護マーク普及協力事業所」として指定し、官民が力を合わせ、普及を推進した。
・介護マークの全国への普及を国に要望したところ、厚生労働省から全国の都道府県に対し、介護マークのデータを管内市町村に周知するよう事務連絡が発出された。
・介護マークについて、インターネットモニターアンケートを実施し、周知度等を調査した。
・今後は、普及協力事業所を拡大するなど、県民への普及啓発をいっそう進める。

3 反響等
・これまでに、県内外から多くの反響があり、行政機関に止まらず、県外の認知症を介護されている家族などからも「配布してほしい」との声や、大手企業などから「啓発に協力したい」との申出があった。
・令和3年6月現在、37都道府県の523市町村で活用されている。
関連
ホームページ
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-210/chouju/index.html
本件問合先 健康福祉部健康増進課
054-221-2442
kenzou@pref.shizuoka.lg.jp