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タイトル | おおさかカンヴァス推進事業 |
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施策・事業名称 | おおさかカンヴァス推進事業 |
都道府県名 | 大阪府 |
分野 | 教育・文化 |
内容 |
◆目標・課題分析 ○事業コンセプト アーティストの自由な発想と感性、創作意欲を大阪で実現 〜行政は、場の実現に向け、規制緩和など全面的にサポート〜 ○目的 ・大阪のまちをアーティストの発表の場として活用、アートと公共空間のコラボレーションを通じて、大阪の新たな都市魅力を創造・発信する。 ・アーティストのアイデアと想いを実現する機会を創出する。 ○事業の方向性と課題 府内の公共空間を活用しながら、アーティストの想いを実現することに主眼を置いた事業で、行政は、アーティストのアイデアを実現するために資材調達や関係者協議などサポート役に徹するという考え方。 事業立ち上げ当初は、作品の内容や展示場所について特に制限を設けることなく応募を受付、選考していたが、近年は、テーマを設定し、関連事業との連携等を考えて、最もふさわしい開催場所で実施している。 公共空間活用の可能性を広げるため、河川、道路など、通常ではなかなか利用できないような公共空間を作品展示に活用することから、法令を遵守しつつ、施設管理者等と粘り強く調整し、理解と協力を得ることが不可欠な事業。 また、本事業で蓄積したノウハウをもとに、市町村の取組みを側面的に支援する「わがまちカンヴァス事業」を平成25年度から実施。公共空間活用のノウハウや理念を提供することにより、府内市町村における地域課題への取組みを支援する。 ◆取組み内容 事業開始7年目となる平成28年度は、万博記念公園の太陽の広場等を舞台に、「太陽の塔」に斬新なアイデアで挑戦する作品を展示・発表した。 平成28年度の第7回目をもって「おおさかカンヴァス」は終了。 また、わがまちカンヴァス事業については、平成30年度は4市で実施し、アートやデザインを活用して地域課題への取組みを支援した。平成30年度をもって終了。 ◆取組後成果 「おおさかカンヴァス」は公共空間でアーティストの想いを実現することによって、都市の可能性を広げ、大阪の新しい魅力を発信しようとするもの。作品展示にあたって規制等のクリアすべきハードルがあれば、規制緩和等、できるだけそれらを乗り越えることによって、都市を使いこなし、誰もが表現できるまち・大阪を目指して実施してきたところ。行政自らが規制に挑戦し、都市の公共空間をできるだけ活用する事業は他にあまり例がなく、またアーティストとして活動している以外の人たちの作品もアイデアで選ばれ展示されるなど、カンヴァス独自の視点から都市とアートの関係を問うてきた7年間だった。 2012年からは水都大阪フェスと協働。中之島公園内の公衆トイレをホテルに改築するというインパクトの強いプロジェクトを実施したり、2013年には倉庫街の埋立地の新しい魅力をアートで可視化、その後、民間の投資を呼び込むバリュー・チェーンにつなげるなど、都市再生に向けた成果を生み出した。2015年の道頓堀での展開は、水都大阪のインフラ整備の成果をアートで楽しく多くの人と共有し、特にインバウンドに向けた影響力が大きいものとなった。 都市におけるアートの可能性を多様に展開してきた「おおさかカンヴァス」。このノウハウや成果を、次の事業へと活かし、さらに大阪の都市魅力を継続的に発信していきたいと考える。 また、わがまちカンヴァス事業については、住民主導の継続的な事業実施体制が構築されるなど、大きな成果を挙げた。 |
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本件問合先 | 府民文化部文化・スポーツ室文化課 |
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