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タイトル | 道路の維持管理における人材育成 |
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施策・事業名称 | 社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)の養成・社会基盤メンテナンスサポーター(MS)の活用 |
都道府県名 | 岐阜県 |
分野 | 地域振興・まちづくり |
事業実施期間 | 平成21年4月1日~ |
施策のポイント | 社会基盤の整備や維持管理に必要な技術力を有する「社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)」の養成、地域住民の参加によるボランティア活動である「社会基盤メンテナンスサポーター(MS)」の活用により、道路施設の効率的、効果的な維持管理体制づくりを進めている。 |
内容 |
○背景 岐阜県は、起伏に富んだ広大な面積を有しており、道路管理延長は約4,200km、15m以上の橋梁は約1,900施設、トンネルは177本であるなど、全国でもトップクラスの道路施設を有している。 これらの社会資本は、高度経済成長期に集中的に整備されたため、施設の高齢化が急速に進んでいる。こうした状況の中、土木に従事する人材の不足は全国的にも深刻な問題となっており、効率的・効果的な施設の維持管理を行っていくためにも人材の育成が急務であった。 ○施策の概要 建設業界、岐阜大学、岐阜県の産学官が連携して、社会基盤の整備や維持管理に必要な技術力を有する「社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)」の養成を平成20年度より進めている。 また、「地域の道路を地域で見守る」をコンセプトとした地域住民の参加によるボランティア活動である「社会基盤メンテナンスサポーター(MS)制度」を平成21年度に創設し、普段利用している道路の異常を発見した場合には、速やかに情報提供をいただいている。 ○具体的な活用例 MEは専門的な技術力を活かして、社会基盤の維持管理を行っていくための点検業務や工事、調査などに携わっている。 また、MSからの情報提供は、平成21年度から令和4年度までに約2,500件にのぼり、道路事故の防止や、早期の補修に大きく役立っている。 その他、年1回、ME・MS協働で実際の現場でのフォローアップ研修会を実施しており、双方の技術力向上に役立っている。 ○認定者・委嘱者の状況と今後の展開 MEは令和4年度末で603名、MSは1,462名である。MEは地域の道を地域で見守る町医者としての役割を果たす必要があり、今後も引き続き養成していく。また、MS制度についても、1,000名体制を維持しながら、継続して取り組んでいく。 |
関連 ホームページ |
http://www.pref.gifu.lg.jp/shakai-kiban/doro/doro-iji/11657/maintenance-expert.html |
http://www.pref.gifu.lg.jp/shakai-kiban/doro/doro-iji/11657/index_7741.html | |
本件問合先 | 県土整備部道路維持課 市町村道係 |
058-272-8556 | |
c11657@pref.gifu.lg.jp |