政策個表

タイトル 大学との連携による鳥獣被害対策
施策・事業名称 「野生動物対策推進に関する包括連携協定」に基づく総合的な被害対策
都道府県名 群馬県 本件問合先 農政部技術支援課鳥獣害対策係
分野 農林水産 027-226-3090
shienka@pref.gunma.lg.jp
内容 1 経緯等
群馬県では野生鳥獣による農産物の被害が年々深刻化していたことから、対策を強化するため、以前から本県内をフィールドとして野生動物の調査研究を行っており、全国的にも実績のある日本獣医生命科学大学と、平成21年6月に「野生動物対策推進に関する包括連携協定」を締結し、大学のノウハウを活用した鳥獣被害対策に取り組んでいます。
平成22年には「群馬県鳥獣被害対策支援センター」を新設し、日本獣医生命科学大学と連携して「技術普及」、「人材育成」、「調査研究」に取り組むとともに、地域ぐるみの被害対策を支援し、現場対応力の強化を進めてきました。
更に、平成24年7月には、日本獣医生命科学大学の活動拠点「群馬ステーション」を県鳥獣被害対策支援センターに併設し、同大学とより一層の連携強化を図り、地域に密着した調査・研究などに取り組んでいます。


2 事業内容
【ステップ1】 [H21~23:実績]
「大学の持つ基礎的な被害対策手法の導入等」
ア人材育成
県・市町村職員等を対象として野生動物の基礎知識やその被害対策技術の研修を実施
イ調査研究
ニホンザル等生息・被害状況調査及び対策方法の検証
ウ被害対策
現地の被害対策について指導・助言を行い、効果的な対策を提案

【ステップ2】 [H24~26:計画]
「大学の調査研究機能の活用」
ア人材育成
高度専門技術者、及び地域リーダーの育成
イ調査研究
特定鳥獣被害対策調査分析による新たな対策技術の開発
[群馬県と日本獣医生命科学大学が新たに取り組む共同研究テーマ]
・新たなニホンザル群れ管理技術の開発
・里グマ出没メカニズムの解明
・大型野生鳥獣(イノシシ、カモシカ)の農地侵入行動の解明
・カモシカ等による被害発生メカニズムの解明 など
ウ被害対策
科学的調査等に基づく被害対策手法の導入


3 これまでの成果
(1)大学の専門カリキュラムを活用した人材育成
「鳥獣被害対策基礎研修」及び「鳥獣被害対策指導者実技研修」を実施し、平成24年度までに2,082人の被害対策の担い手を育成しました。
(2)サル個体群管理手法の確立
現地で捕獲や追い払いなど、加害する群れをコントロールする管理手法を実証し、サル被害地域でその手法が導入されています。
(3)地域ぐるみによる鳥獣被害対策手法の確立
平成22年度から、住民の合意形成や集落環境診断など新たな対策手法を取り入れた、「鳥獣害に強い集落づくり支援事業」を実施し、平成24年度までに43地域で取り組みました。


4 今後の取り組み
依然として、野生動物による被害は拡大傾向にあり、また新たにカモシカやアライグマ(外来生物)、人里に頻繁に出没するクマの被害等が問題となっています。
このため、県と大学の共同研究により、被害発生メカニズムの解明や効率的な捕獲技術を開発することで、地域や農業者が効果を実感できる被害対策を推進していきます。
野生動物対策推進に関する包括連携協定締結式
野生動物対策推進に関する包括連携協定締結式
関連
ホームページ
http://www.pref.gunma.jp/07/p16210001.html
http://www.pref.gunma.jp/06/f0910395.html