先進政策バンク詳細ページ
タイトル | おいしい食べきり運動による食品ロス削減の取組みを全国展開 |
---|---|
施策・事業名称 | 「おいしいふくい食べきり運動」と全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会による食品ロス削減 |
都道府県名 | 福井県 |
分野 | 環境 |
事業実施期間 | 平成18年4月1日~ |
施策のポイント | 福井県が全国に先駆けて実施した「おいしい食べきり運動」について、自治体間でのネットワークを形成し、情報共有と発信、共同キャンペーンを実施することで、日本全体の食品ロス削減につなげていく |
内容 |
1 施策・事業の立案の背景(課題など) 平成30年度における本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品、いわゆる食品ロスは日本全体で年間約600万トンにものぼります。 この食品ロス削減のため、主な原因である食べ残しの減量化を図ることを目的として、全国に先駆けて平成18年8月から「おいしい食べ物を適量で食べきる運動」として「おいしいふくい食べきり運動」を実施しています。 また、平成28年度には本県が全国の自治体に呼びかけ、「おいしい食べきり運動」など食品ロス削減に取り組む自治体のネットワーク協議会を設立し、食品ロス削減に向けた各自治体の取り組みなどの情報交換・発信、全国共同キャンペーンなどの実施に取り組んでいます。 2 事業概要 (1)おいしいふくい食べきり運動 「おいしいふくい食べきり運動」を定着させるため、飲食店や食品小売店、消費者団体である福井県連合婦人会と共動で啓発活動を実施しています。 ○県民に向けた啓発活動 家庭、外食、宴会の3つに分けて、「おいしい食べきり運動」の具体的な活動を県民に提案 ○食べきり運動協力店の登録 小盛りメニュー設定、持ち帰りパックの提供などを実施する飲食店を登録(1,096店) ○食べきり家庭応援店の登録 食材使いきりレシピの提供、少量パック、量り売りなどを実施する食品販売店を登録(175店) ○おいしいふくい食べきり実践企業の登録 運動に賛同し、宴会5箇条の実践に努める企業・団体等を登録(99事業所) ○福井県連合婦人会と共動した啓発活動 保育園での「食べきり学習会」開催、地域イベントでの啓発 (2)全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会 ○組織 会 長 崎田裕子氏(3R活動推進フォーラム副会長) 会 員 47都道府県、884市区町村(令和3年4月末現在) 事務局 福井県循環社会推進課 ○活動内容 ア 情報共有・発信 ・参加自治体の食品ロス削減の施策内容とノウハウを「施策バンク」として共有 ・食べきり、食材使い切りレシピをクックパッドで公開 イ 全国共同キャンペーン ・外食時の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーン 12月から1月の忘新年会シーズンに、「宴会5箇条」や「30・10運動」の普及を商工会議所等に要請 全国チェーンの飲食店に、小盛りサイズメニュー導入等を要請 ・家庭での「食材おいしく使い切り」の全国共同キャンペーン 食品ロス削減の日(10月30日)を含む10月に、全国のスーパーに使い切り食材販売(少量、ばら売り等)を要請 家庭の食材使い切り・水切りチェック行動等を、各自治体で婦人会等の消費者団体や住民団体と連携して実施 ウ 共同宣言 ・協議会の活動に賛同する民間企業と共同宣言を実施(共同宣言参加企業5社) 3 施策・事業の効果(成果) <実績> おいしいふくい食べきり運動協力店・食べきり家庭応援店(令和3年4月現在 1,271店) 地域一体となった食べきり運動の展開 (平成25~令和3年度 福井県連合婦人会) ・保育園での親子学習会による食べきり運動の普及(保育園児、保護者) ・食べきり運動協力店の拡大と取組みの充実 ・地域イベントでのPR活動 |
関連 ホームページ |
https://info.pref.fukui.lg.jp/junkan/tabekiri/ |
本件問合先 | 安全環境部循環社会推進課 |
0776-20-0317 | |
junkan@pref.fukui.lg.jp |