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タイトル 県と福井市が共動して長期的な視点から都市の再設計を構想する「県都デザイン戦略」を策定
施策・事業名称 「県都デザイン戦略」の策定・実施
都道府県名 福井県
分野 人口減少対策
その他
内容 1 施策・事業の立案の背景(課題など)
県都福井は、戦災、震災から60年余りが経過し、建物やインフラなど都市全体がリニューアルの時期を迎えている。また、北陸新幹線県内延伸など高速交通体系が大きく進展する時期を迎え、福井市が県都として魅力を高め、経済、観光、文化の面でも県内各地をリードしていく重要性が高まっている。
一方で人口減少や超高齢化等の課題に対応し、都市の拡大を見直すなど、新たな見地に立ったまちづくりを行う必要がある。
このため、長期的な視点を持って、県庁舎・市庁舎の移転・再配置を含む都市の再設計を構想し、次の時代に受け継ぐ県都のまちづくりについて、指針となる考え方を示す。

2 事業概要
○平成25年3月、県と福井市とが共動して、「県都デザイン戦略」を策定
・県都デザイン懇話会(座長:西村幸夫 東京大学副学長)、県民・市民によるWS、フォーラム、アンケート等を通して、専門家および県民、市民の意見を集約
・短期(2018年:福井国体開催)、中期(2025年:北陸新幹線県内延伸)、長期(2050年)の各目標年次を設定し、まちづくりの具体的方策を提示

○平成25年4月より、戦略に沿って事業を具体化
・県、福井市による県都デザイン戦略推進会議において内容調整、進捗管理

【県都デザイン戦略において示した3つの「県都の目指す姿」と具体的方策例】
(1)歴史を受け継ぎ、 新たな文化を創造する県都
(例)・城址、中央公園などを一体化した「福井城址公園」の整備
・幕末の旧跡等を活かした新たな歴史の拠点と回廊の形成
・福井城址公園周辺における芸術・文化拠点の形成
・新たな活動を生み出す若者等のための空間の形成

(2)美しく持続可能な都市
(例)・県都の顔となる玄関口の再整備
・都市の骨格となる「緑のシンボル軸」の形成
・駅・城址周辺の街区の再構築、景観形成
・駅を中心とする交通機能の強化、都市機能集積の活用
・都市構造を形づくる東西・南北公共交通の強化、定住誘導

(3)自然を守り、 緑や水と共生するまち
(例)・「文化の杜」としての足羽山の再生
・水辺と桜堤を活かした足羽川における活動空間の形成

3 施策・事業の効果(成果)
・長期のまちづくりの戦略を県と市が共動で策定したこと自体が、あまり例がないものと認識している。
・県、市が内容、スケジュール等を調整し、相乗効果が図れるよう事業を進めることにより、県民・市民による新たなまちづくり活動や民間による投資活動が促進、誘導されることを期待する。
関連
ホームページ
http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/seiki/kennto/kennto.html
本件問合先 地域戦略部交通まちづくり課
0776-20-0774
kotsuka@pref.fukui.lg.jp