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タイトル | みやぎの復興ツーリズム 「来てほしい」の声と「行きたい」の声をつなぎます |
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施策・事業名称 | みやぎ観光復興支援センター・みやぎ教育旅行等コーディネート支援センター(みやぎのボランティアツーリズム推進事業) |
都道府県名 | 宮城県 |
分野 | 商工・労働 |
事業実施期間 | 平成23年10月1日~ |
施策のポイント |
「みやぎ観光復興支援センター」は、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城の観光の再生に向けて、「宮城県へのボランティアツアーの円滑な実施の支援」を目的に平成23年10月に設置された組織である。 また、修学旅行等の教育旅行に関する問い合わせの割合が増加してきたことから、教育旅行を専門にマッチング調整を行う「みやぎ教育旅行等コーディネート支援センター」を平成25年8月に設置し、「みやぎ観光復興支援センター」と併せて、調査や受入先とのマッチング支援等を実施しているところである。 「みやぎ観光復興支援センター」及び「みやぎ教育旅行等コーディネート支援センター」の活動内容は次の3つである。 ・宮城県内各地域の情報収集 ・収集した情報の整理と発信 ・問い合わせ窓口とマッチング活動 平成23年度から平成27年度までの累計のマッチング件数は、ボランティアツアーについては1,221団体44,114人、教育旅行については129団体14,341人で、震災についての学習・研修を目的とする団体旅行の誘致に大きな成果をあげている。 |
内容 |
【独自性】 平成23年3月に発生した東日本大震災の被災地では、復興支援のボランティアを目的とする旅行のニーズが急激に高まり、沿岸部の自治体やボランティアセンターなどで受け入れが行われたが、膨大なニーズに対応できる余裕はなく、円滑に受け入れられていたとは言い難い状況にあった。 そこで、「みやぎ観光復興支援センター」を設置し、ボランティアセンターや市町村、観光団体から情報収集を行い、それを整理して発信しながら、県外からの団体旅行の問い合わせに対して適切な受入先をマッチングすることにより、円滑な旅行の受入が可能となった。 また、震災から5年が経過した現在では、ボランティアを目的とする旅行のニーズが減少する一方、修学旅行等の教育旅行や体験・研修へのニーズが増加していることから、「みやぎ教育旅行等コーディネート支援センター」を併設し、「語り部」など震災の経験を伝えるプログラムなどにより震災の教訓を学ぶ「復興ツーリズム」を一つの観光資源として、交流人口を呼び込んで観光消費を促す観光振興に力を入れている。 また、単独の市町において受入が整わない場合は、他の市町を紹介する等、県内を広域で紹介することで、来訪者の機会喪失を減少させる取組を行っている点も特徴のひとつになっている。 【取組内容】 1 宮城県内各地域の情報収集 被災した地域でのボランティア活動や研修の受け入れ、震災の経験を語るガイド活動、復興商店街やイベント等、観光に関する情報を収集する。 県内に所在する大手旅行会社を通じて、宮城県から全国へ情報を発信する。 2 収集した情報の整理と発信 ボランティアや研修受入団体、震災の経験を語る活動団体の情報等をメールマガジンやブログを通じて発信する。 3 問い合わせ窓口とマッチング活動 旅行会社や自治体、学校等の団体からの問い合わせに対応する。希望に応じて、現地のガイド団体やNPO団体等との受入のマッチングを行う。 【成果】 被災地視察、復興支援センター、語り部ガイドの手配等 ○事業実施年度:マッチング件数・人数 H23(H23.10月~H24.3月) ボランティア:88団体5,668人 H24(H24.4月~H25.3月) ボランティア:372団体13,062人 H25(H25.4月~H26.3月) ボランティア:546団体18,683人、教育旅行:28団体3,668人 ※教育旅行のみ(H25.8~H26.3) H26(H26.4月~H27.3月) ボランティア:192団体5,968人、教育旅行:66団体6,992人 H27(H27.4月~H28.3月) ボランティア:23団体733人、教育旅行:35団体3,681人 (H23~H27累計 ボランティア:1,221団体44,114人、教育旅行:129団体14,341人) |
関連 ホームページ |
http://miyagi.fukkou-tourism.com/siencenter/ |
http://miyagikanko2011.blog.fc2.com/ | |
本件問合先 | 宮城県経済商工観光部観光課(観光産業振興第二班) |
022-211-2755 | |
kankous2@pref.miyagi.jp |