政策個表

タイトル 世界遺産白神山地の価値を伝え、将来にわたって保全していくために
施策・事業名称 白神山地保全推進事業
都道府県名 秋田県 本件問合先 生活環境部 自然保護課
分野 環境 018-860-1614
shizenhogoka@pref.akita.lg.jp
内容 【目的】
秋田・青森両県にまたがる白神山地は、1993年に日本で最初の世界自然遺産に登録された。それから25年以上が経過し、白神山地を訪れる人の減少や、世界遺産の価値を伝え、保全活動を行うことができる人材の不足など、様々な課題も顕在化している。
このため、白神山地の素晴らしさや価値を、自然体験等を通じて県民や旅行者の方々に伝える人材の育成や広報を進めるとともに、課題解決のために新たな利活用の取組などを推進する。

【取組内容】
白神山地の保全活動など事業の趣旨に賛同していただいた事業者の協力を得ながら、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)を活用して様々な取組を実施している。
(1)あきた白神まつりの開催
白神山地の価値と魅力、保全の大切さを伝えるため、ブナ林トレッキングや食を通じた白神の恵みの体験等の環境イベントを開催している。
・開催時期:平成31年6月
・開催場所:秋田市にぎわい広場・にぎわい交流館AU

(2)次代を担う子どもたちに対する環境教育の推進
白神山地では世界遺産に登録された素晴らしい森林生態系が維持されており、自然環境学習の場として優れたフィールドとなっている。一方で白神山地から遠い県中央地区や県南地区の子どもたちは、白神山地の自然に接する機会が少ないことから、これらの地域の小学生を対象とした自然体験教室を開催している。
・開催場所:八峰町及び藤里町(白神山地周辺地域)
・開催回数:夏季3回、冬季1回(対象:小学生4年~6年)

(3)白神山地総合ガイドの人材育成
世界遺産登録から25年以上が経過し、遺産地域での保全活動や学術調査等において現地を案内できるガイドが高齢化により減少している。このままでは世界遺産の保全管理体制を維持できなくなり、また白神山地の価値などを後世に伝えられなくなることが懸念されており、人材育成が喫緊の課題となっている。
そこで、県認定のガイド資格(「あきた白神認定ガイド」)を付与するための講習(全10回)及び試験(筆記・面接)を通じて、白神山地保全推進の担い手としての後継者育成を平成30年度から開始した。
認定者数24名(令和元年3月現在)

(4)白神山地の価値及び保全の重要性を伝えるための動画制作
現在、秋田県側の白神山地において、その魅力を伝えられる動画コンテンツが少ないため、令和元年度に白神ガイドにスポットを当てた動画を制作した。ガイドが人気スポットを紹介する様子をまとめ、後進のガイドの育成にも寄与する内容としている。
完成した動画は、県や白神山地周辺市町のウェブサイトに公開し、各種環境教育やイベント等に活用している。
撮影スポット:岳岱自然観察教育林ほか

【今後の展開】
世界遺産としての白神山地をしっかりと保全した上で、ここでしか体験できない希少性の高い自然体験を提供できる体制を整え、白神山地のブランド価値を向上させる取組を継続する。
具体的には、白神山地周辺市町の協力を得て、教育機関による環境教育や総合学習と連携した自然体験教室等を企画・開催する。
また、白神山地の価値や魅力を県民や観光客に伝えるガイドの技量向上と育成のため、県認定のガイド(「あきた白神認定ガイド」)を付与するための講習等を実施する。
これらの地域の観光関係者や自治体等と連携した取組を通じ、エコツーリズム等の多様な楽しみ方を提示していく。
小岳から世界遺産の森を見る
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