本文へスキップします。

全国知事会

 メニュー

TOP先進政策バンク先進政策バンク詳細ページ

先進政策バンク詳細ページ

印刷

タイトル 宇部丸山ダムを活用した工業用水の渇水対策としての貯水システムの構築
施策・事業名称 宇部丸山ダムを活用した「貯水システム」
都道府県名 山口県
分野 地域振興・まちづくり
施策のポイント ●同一水系の複数のダムを送水ポンプで連結して一体的に運用し、渇水時における効率的かつ効果的な貯水、給水を可能するもの。
●企業の自主節水の緩和だけでなく、瀬戸内地域の産業集積を活かした新たな発展基盤づくりに向けて大きく貢献できること。
内容 【概要】
宇部・山陽小野田地区のコンビナート企業は、渇水に伴う水不足により、毎年のように自主節水を余儀なくされており、本県産業力の再生・強化を図る上でも「工業用水の安定供給」が大きな課題となっていたことから、創意工夫をこらした渇水対策として、同一水系の複数のダムを送水ポンプで連結して一体的に運用する「貯水システム」を平成26年6月に構築しました。
このシステムは、厚東川ダムが洪水期に河川に放流されていた水の一部を、新たに設置した送水ポンプにより、夏期制限水位の無い宇部丸山ダムの空き容量に送水する貯水能力(約84万㎥)を付加し、渇水期である冬場などの効率的かつ効果的な貯水、給水を図るものです。

【効果】
この対策により、同地区工業用水の渇水による企業の自主節水の回避あるいは緩和の効果が期待でき、運用を開始した平成26年度においては6月末から7月初めにかけて、平成28年度においては8月下旬に厚東川ダムの水位が一時的に節水基準以下まで低下しましたが、貯留システムの効果的な運用により、企業の自主節水を回避することができました。
こうした取組は、企業の自主節水の緩和だけでなく、瀬戸内地域の産業集積を活かした新たな発展基盤づくりに向けて大きく貢献することができます。
関連
ホームページ
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cmsdata/1/6/e/16e5dff6c3ad22f0cd6d2bd2a1fbaf27.pdf
本件問合先 電気工水課
083-933-4041
a40400@pref.yamaguchi.lg.jp