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タイトル スマホ・ネットのリスクから水際で子どもを守れ!
施策・事業名称 スマホ・ネット問題総合対策
都道府県名 岡山県
分野 教育・文化
事業実施期間 平成26年10月31日~
施策のポイント 子どもたちのスマートフォン(以下、スマホ)等の所持率は年々上昇するとともに低年齢化し、長時間使用やネット依存、いじめ等の問題が深刻化しており、こうした問題の解決のためには、情報モラル・情報リテラシーの向上、教職員の指導力向上や小中学生の主体的な活動の推進、スマホ等の使用のルールづくりの推進、保護者に対する啓発など、関係機関が一体となった取組が必要である。岡山県では、県教委が、平成26年10月に県レベルでは全国初となる、小中学生のスマホ等の夜間使用制限を打ち出した。また、地元新聞社が主催、岡山県教委、岡山市教委が共催し、県内の中学生有志がスマホ等の正しい利用法を考える「スマホサミット」を開催し、スローガン「おかやま中学生スマホ宣言2015」の決定、啓発動画の作成など、生徒の自主的な取組が活性化している。さらに、携帯電話事業者と協定を締結し、有害サイトや犯罪被害等から子どもを守るために、スマホ等の購入時に親子に対する店頭でのフィルタリングの利用徹底を行っており、平成27年7月にフィルタリング奨励宣言店登録制度も創設している。今後も関係部署が一丸となって強力に対策を推進していく。
内容 1 【全国初】全県レベルでのスマホ・ゲーム使用のルールづくりの推進
「保護者が午後9時以降はスマホを預かる」「ゲームも午後9時まで」等の取組推進
※啓発チラシ参照
○県統一ルールを受けた取組の例
・生徒会による「9時だよ!全員終了!」スローガン運動
・中学校有志による小学校でのスマホ学習会の開催

2 【マスコミと協働】OKAYAMAスマホサミット
第3回サミット
「おかやま中学生スマホ宣言2015」の決定
・勉強じゃ! スマホ手放せ 中学生!!
・大丈夫? 自分自身に問いかけて
・その画面で築いた友情は本物ですか?
第4回サミット
・スマホの使いすぎを防ぐアプリ開発へのアイディア出し
ソーシャルゲーム大手ディー・エヌ・エー(東京)の担当者を交え、アプリの仕組みやデザインを協議し、アプリを開発した。
・啓発動画の作成
ネット上への書き込みをめぐり、友人とトラブルになる筋立てで、中学生自身が出演した。生徒の要望に応じ、県教育長が特別出演した。

5月下旬に、啓発動画やアプリのお披露目のほか、募集中の啓発ポスター優秀作品の表彰、生徒や教育関係者らによるパネルディスカッションなどの成果報告会を実施する予定である。

3 【携帯事業者と連携】スマホ・ネット問題解決タスクフォース
フィルタリングの利用徹底を図るため、平成27年3月に携帯電話事業者と協定を締結した後、4月に携帯電話事業者も参画した官民一体の作業チームを設置。
販売店で適切な使い方の周知を徹底するとともに、フィルタリングの利用徹底等に対する効果的手法を検討中である。

4 推進体制の整備
スマホ・ネット問題の解消に向け、施策を総合的に推進する体制を整え、関係部署が一丸となって連携して取り組み、概ね3年間で課題の解消を図る。
(1)「スマホ・ネット総合対策会議」の設置
(2)「スマホ・ネット問題総合対策推進チーム」の設置
課題の内容毎に専門部会を編成し、大学教授や精神科医等の有識者の協力を得ながら、課題の解消に向けた取組を推進する。
・検討課題(案)
A 児童生徒の主体的な活動の促進
B 教員の指導力向上の促進(効果的な活用方法の指導を含む)
C 家庭・地域等への啓発活動の促進
D ネットいじめ・ネットトラブル対策の研究
E ネット依存の研究
※スマホに特化した検討チームの設置は全国的に見ても例がない。

○取組後成果
「スマートフォン・ゲーム等の夜間使用制限」を全県のルールとして打ち出したことにより、市町村や学校で、このルールに基づき創意工夫を重ねた取組が広がっている。
また、スマホサミットの活動を通じ、中学生の自主的で活発な取組が生まれた。
さらに、携帯電話事業者との協働により、フィルタリング奨励宣言店の登録数は174店(県内販売店数は約230店)となっており、宣言店からは、フィルタリングに対するスタッフの意識が高まった、保護者への説明が容易になった等の意見が寄せられている。
今後は、こうした取組の輪を広げていくことが大切であり、生徒会を中心とした児童生徒の主体的な取組に対する支援を積極的に進めることとしている。
スマートフォン・ゲーム等の夜間使用制限啓発チラシ
スマートフォン・ゲーム等の夜間使用制限啓発チラシ
関連
ホームページ
http://www.pref.okayama.jp/site/16/407798.html
本件問合先 1.教育庁生徒指導推進室 2.県民生活部男女共同参画青少年課
086-226-7589
seito@pref.okayama.lg.jp