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タイトル | 「くだもの王国おかやま」の維持・発展 |
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施策・事業名称 | 次世代フルーツ等生産団地強化事業 |
都道府県名 | 岡山県 |
分野 | 農林水産 |
事業実施期間 | 平成27年4月1日~平成29年3月31日 |
施策のポイント |
次世代フルーツ等の生産拡大と安定供給を図るため、担い手を中心に、面的にまとまった生産団地を整備するとともに、主要品目であるピオーネ、マスカット、もも等の課題に着目した条件整備等に対する支援を行い、本県農産物のブランドの維持・発展を図った。 その結果、栽培面積は、平成22年度から年々増加し、平成28年度には335haと、目標の300haを達成した。 市場からは、一層の安定供給を求めるニーズが高いことから、引き続き、面積拡大を図っていく。 ※ 岡山県の次世代フルーツ もも:おかやま夢白桃(本県育成品種) ぶどう:オーロラブラック(本県育成品種)、シャインマスカット、紫苑 |
内容 |
【目的】 岡山県では、高品質な清水白桃、マスカット、ピオーネを核としながら、消費者ニーズの高い次世代フルーツの生産拡大を図り、「くだもの王国おかやま」の維持・発展を目指している。 しかし、次世代フルーツについては、品目によるまとまった産地が形成されていないため安定した出荷量を確保できないことや、糖度など品質にバラツキがある等の課題がある。また、ピオーネ等の主要品目についても、生産者の高齢化等による栽培面積の減少や、果樹の老木化等による着色不良が問題となっている。 市場からは、「くだもの王国おかやま」にふさわしい高品質で安定した供給が求められており、このような課題の解決を目的として本事業を創設した。 【事業内容】 1 まとまった次世代フルーツ等生産団地育成事業 次世代フルーツ等生産ゾーンを指定し、面的にまとまった生産団地を育成する。 対象品目:次世代フルーツ 内 容:集落単位の話合いに基づき、地域内で一定面積以上の次世代フルーツを新改植する「次世代フルーツ等生産ゾーン」を指定し、その指定に基づいて新改植を行う産地の条件整備を支援する。 新改植に係る種苗の導入、果樹棚、ハウス、 簡易な土地基盤整備、加温機、防風ネット等 補 助 率:1/2以内 2 全国に誇るおかやまブランド生産力強化事業 岡山県果樹の柱となるピオーネ・もも等の品目別の課題に着目し、担い手を中心とした緊急的な条件整備等を実施する。 対象品目:ピオーネ、マスカット、もも等 内 容: (1)ピオーネの着色向上対策 (着色向上のための施設整備、改植及び改植を実施した場合に発生する未収益期間の支援 等) (2)マスカット・オブ・アレキサンドリア生産振興対策 (ガラス温室の撤去と一体的に行うハウス整備の支援) (3)もも、ぶどうの省力化対策 (大型機械のリース) 補 助 率:1/3以内等 【期待される成果】 県内各地にまとまった次世代フルーツ産地を育成し、各品目別の課題解決を行うことによって、消費者ニーズに対応できる生産量・品質を確保し、消費者からの信頼を得てブランド力の向上が図られ、「くだもの王国おかやま」のより一層の飛躍が期待される。 さらに、本県の農業の魅力が向上することで、新たな担い手の参入が期待される。 【施策の再編】 もも、ぶどうは、長期安定出荷を求める市場ニーズに応えられていないことから、平成28年度から生産拡大対策や就農促進対策などによる供給力強化の施策を進めている。 |
本件問合先 | 岡山県農林水産部農産課園芸振興班 |
086-226-7425 | |
nosan@pref.okayama.lg.jp |