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タイトル | 妊娠・出産をキーワードにライフプランを考えよう |
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施策・事業名称 | 未来のパパ&ママを育てる出前講座 |
都道府県名 | 岡山県 |
分野 | 健康福祉 |
事業実施期間 | 平成26年4月1日~ |
施策のポイント |
○妊孕性を中心とした普及啓発の実施 ○中高生に妊娠・出産をキーワードとしたライフプラン設計を提案 |
内容 |
【事業概要】 子どもを持つか否かを含めたライフプランの構築は、個人の判断ではあるが、その前提として妊娠や出産に関する正しい知識は不可欠である。 晩産化は不妊に悩む方の増加を生み、出生数減少の一因とも言われているが、従来の性教育は、性感染症予防や避妊といった部分に重点が置かれており、妊孕性(妊娠のしやすさ)が一定の年齢を超えると急激に下がってしまうこと等の普及啓発は、専門機関や行政においても殆どなされてこなかったのが現状である。 高齢になっても妊娠は容易であるという誤った認識から将来後悔することのないよう、従来の性教育とは全く異なり、妊娠・出産をキーワードにライフプランを考えるという視点から中高生等の若い世代向けの教育媒体を作成するとともに、これらを活用した出前講座等を通じて正しい知識の普及啓発を行う。 【目標】 中高生等が妊娠と出産に関する正しい知識を身に付けることで、若いうちから自らのライフプランを考え、豊かな人生を送ることができる一助となることを目指す。 <数値目標> ・20~34歳で、妊娠と年齢の関係を知っている者の割合 50.2%(H26) → 70%(H31) ・妊孕性の知識の普及に取り組んでいる市町村数 13市町村(H24) → 全27市町村(H28) 【取組内容】 <平成26年度> ○教育媒体の作成 岡山大学(大学院保健学研究科)と連携し、普及啓発内容を標準化した教育媒体を作成した。 この教育媒体は、今まであまり取り上げることのなかった妊孕性を中心に記載するとともに、若い世代 がこれからの仕事や恋愛・結婚・妊娠・子育て等、自らの将来を正しい知識に基づいて考えるきっかけを 与える、従来の性教育の枠を越えた教材である。 教える側にとっては、新たに教育する妊孕性等について、対象年齢に応じた様々な教え方ができるよう 工夫されている。 また、教育を受ける中高生等にとっても、親しみやすい漫画や動画で作成されており、作中人物に自分 を反映させることで、自分のこととして考えることができるような教材としている。 <平成27年度以降> ○「未来のパパ&ママを育てる出前講座」の実施 これらの教育媒体の内容について事前に研修を受けた医師や助産師等の専門家が講師として申し出のあ った中学校、高等学校に出向き、出前講座を実施する。 また、出前講座だけではなく、市町村や教育委員会とも連携し、学校の授業の中でもこれらの教育媒体 を活用することで、全県的に広く妊孕性等についての普及啓発を行っていく。 【事業の成果】 妊娠や出産に関する正しい知識を若い頃から身に付けることで、出産を望む人が、その希望を視野に入れたライフプランを構築できるようになり、ひいては将来的な少子化対策にも資するものである。 |
本件問合先 | 岡山県保健福祉部健康推進課 |
086-226-7329 | |
kensui@pref.okayama.lg.jp |