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タイトル 介護予防・認知症未病改善プログラム事業
施策・事業名称 運動による認知症リスクの軽減・介護予防の推進
都道府県名 神奈川県
分野 健康福祉
内容 1.目的
高齢化が急速に進む中、神奈川県では、認知症のリスクを軽減する効果が期待される「コグニサイズ※」を全県に普及・展開し、高齢者が認知症予防に取り組める環境づくりを目指す。
※「コグニサイズ」とは、コグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語

2.主な特長
市町村や民間事業者等向けの研修により、コグニサイズを指導できる人材を育成するとともに、各市町村が実施している介護予防事業等にコグニサイズを追加できるように働きかけ、平成27年度から県内全市町村でコグニサイズを展開している。

3.取組内容
(1)運動による認知症予防に関する研修会の開催
「運動による認知症予防プログラム」の開発元である国立長寿医療研究センター等から講師を招き、市町村職員や介護予防事業者、フィットネスクラブの介護予防従事者等を対象に、プログラムの有効性や運動の導入等についての研修会を開催。(H26:2回 375名、H27:1回 429名)

(2)介護予防教室等でのコグニサイズの実施
・全県展開の先駆けとして、県西地域においてコグニサイズが組み込まれた運動による認知症予防プログラムのモデル事業を実施。(H26:2市8町5ヵ所で実施、146名参加)
・各市町村が実施している介護予防教室や介護予防講演会に、コグニサイズを追加して、高齢者に体験してもらう。(H27:全33市町村で実施予定)
・包括協定を締結している企業とコグニサイズ啓発DVDを作成し、市町村や地域包括支援センターから関心のある事業者・グループ・個人に貸出し、指導者がいない場合でもコグニサイズを実施しやすい教材として活用してもらう。(平成29年1月から貸出開始)
(H27:全33市町村 8,919名、H28:全33市町村 速報値10,445名、H29:全33市町村実施予定)

(3)コグニサイズ運動を指導できる人材養成のための研修会の実施
運動による認知症予防プログラムの事業効果や、簡単で実践的なコグニサイズについて研修を行い、運動を指導できる人材を養成。(H27:482名、H28:516名、H29:500名予定)

(4)民間を活用した全県展開の働きかけ
民間企業や老人会、自治会等自主グループとの協働で、広くコグニサイズを紹介し、普及を図る。(H27:914名、H28:速報値1,017名、H29:実施予定)

(5)コグニサイズプログラムを追加した介護ロボットの実演・貸出し
各種イベントや市町村の介護予防教室、施設等でコグニサイズを実演できるプログラムを搭載したロボットを指導者とともに派遣し実演させたり、貸出しを行う。(H28:7,649名)

(6)認知機能評価研修会
各市町村職員等を対象に、MCIの把握や効果的な介護予防事業につなげることができるよう、認知機能の評価(NCGG-FAT)について研修を実施する。(H28:研修1回26人 評価168人、H29:実施予定)

4.主な効果
県内全市町村でプログラムが実施できる環境を整えることで、より多くの高齢者の認知症予防及び運動能力の向上につながり、健康寿命の延伸に資することが期待できる。
平成26年度モデル事業の様子
平成26年度モデル事業の様子
本件問合先 神奈川県保健福祉局福祉部高齢福祉課高齢福祉グループ
045-210-4846
anshinkaigo@pref.kanagawa.jp