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タイトル | 「神奈川県県西地域活性化プロジェクト」 ~「未病」の戦略的エリアを指定、地域活性化の新たな試み~ |
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施策・事業名称 | 県西地域活性化プロジェクト |
都道府県名 | 神奈川県 |
分野 | その他 |
内容 |
1 趣旨・目的 県西地域において、「未病の改善※」をキーワードに、住む人や訪れる人の健康長寿を実現するとともに、「自然」「食」「癒し」などの地域の魅力を生かして産業力を高め、地域経済の活性化を図る。 ※未病の改善:人の健康状態は、ここまでは健康、ここからは病気と明確に区 分できるわけではなく、健康と病気の間で連続的に変化しており、その状態を「未病」という。 「未病の改善」とは、特定の病気になってから治療するのではなく、普段の生活において「心身の状態を整えて、より健康な状態に近づける」こと。 2 主な特長 様々な地域資源を「未病の改善」という視点で見直し、新たな魅力を創造する。 3 主な取組内容 (1)「未病いやしの里センター(仮称)」の整備推進 県西地域を「未病の戦略的エリア」としてアピールしていくため、未病に関する総合的な普及啓発を行うとともに、地域の活性化につながる「にぎわい」を創出するための核となる拠点施設「未病いやしの里センター(仮称)」について、県の担う未病に関する情報発信機能、未病の見える化機能、地域コンシェルジュ機能を備えた県展示施設の展示物等の設計(基本設計・実施設計)を実施した。 (2)未病いやしの里づくりの推進 プロジェクト関係の広報物の作成・配布や地域イベントでの「未病を改善する」取組みのPRのほか、「未病の改善」に関する情報を入手したり、「未病を改善する」取組みを体験することのできる「未病いやしの里の駅」の登録拡大や情報発信を行い、未病の普及啓発や地域への誘客促進を図った。(平成29年3月末時点の登録施設数:156施設) (3)県西地域情報発信サイトの制作・運営 プロジェクトの取組みや、県西地域の地域資源、イベントなど、地域全体の未病に関する多彩な情報を盛り込んだWebサイトを制作し、県西地域の魅力や「未病を改善する」取組みを広く発信した。 (4)「県西未病観光コンシェルジュ」の育成 観光客等に対して県西地域の地域資源を生かしながら「未病を改善する」取組みの提案ができる「県西未病観光コンシェルジュ」を育成するため、セミナーを開催した。(累計で275人の「県西未病観光コンシェルジュ」を育成) (5)未病改善ツーリズムの展開 未病の改善に重要な「食」「運動」「いやし」の要素を有する地元観光資源を活用したモデルツアーを実施した。(平成28年度はツアーを5本実施、参加人数85人) (6)大学連携事業 「未病を改善する」取組みの推進につながる事業を大学から募集し、大学が持つ専門的な知見と若者(学生)の視点を生かした事業を展開して、プロジェクトの推進を図った。(平成28年度は9大学から10事業の提案があり、うち3事業を採択) 4 主な成果(効果) プロジェクトの取組みを通じて、「未病を改善する」取組みの普及啓発が進んだほか、未病改善ツーリズムの展開などにより、県西地域の回遊性の向上を図ることができた。 |
本件問合先 | 神奈川県政策局自治振興部地域政策課県西地域活性化グループ |
045-210-3275 | |
kenseikasseika@pref.kanagawa.jp |