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タイトル | 「教育県岡山」の復活に向けた学校警察連絡室の創設 |
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施策・事業名称 | 少年の非行防止・健全育成を図るための事業 |
都道府県名 | 岡山県 |
分野 | 教育・文化 |
事業実施期間 | 平成31年4月1日~令和6年3月31日 |
施策のポイント | 県政の最重要課題の一つである「教育県岡山の復活」に向けて、現下の厳しい少年非行情勢(平成24年以降、全国ワースト1位の非行率(10歳~19歳の少年人口に占める刑法犯少年数))の早期改善とともに、「学力向上」の基盤となる「落ち着いた学習環境の確保」等を図るため、全国に例を見ない警察官の県単独増員等による専従体制を構築し、学校等と連携した集中的な非行防止対策を推進するもの。 |
内容 |
1 背景 少年を取り巻く劣悪な生活・学習環境(非行率が全国ワースト1位、小・中学校等における暴力行為発生率が全国6位等)の抜本的な改善に向けた対策として、県単独での警察官8人(少年補導員の定員を警察官の定員に振り替えた7人を含む。)の増員等により、「学校警察連絡室」(室長以下33人)を新設して専従体制を構築した上で、同室が学校等と連携し、岡山・倉敷・津山の各ブロック内の非行防止対策を集中的に推進するもの 2 事業内容 (1) 概要 平成26年4月から活動重点対象校として中学校20校を選定し、各学校等の要望を踏まえながら、暴力行為等の問題行動の改善、落ち着いて学べる学習環境の確保を図るため、教職員等と緊密に連携して現場に即した活動を推進している。 現在は、活動重点対象校を小学校を含めた中学校区単位に拡大して取組を強化している。 (2) 具体的な活動状況 ○ 活動計画に基づく恒常的な学校訪問 ・ 教職員との情報交換及び相談対応・指導助言 ・ 授業放棄、校内喫煙等の問題行動のみられる児童・生徒に対する声掛け指導 ・ 教職員への助言等 ○ 規範意識向上対策 ・ 教職員、地域ボランティア等と協働したあいさつ運動 ・ チーム・ティーチング方式による非行防止教室 ○ 少年サポートセンター等とのコラボによる支援活動 ・ 同センターとのコラボによる学校訪問、継続補導等 ・ 地域ボランティア等との協働による落書き消し活動等 3 事業の効果 (1) 生徒の問題行動減少による学習環境の改善 (2) 教職員が授業に集中できる環境の確立 (3) 学校を取り巻く関係者(保護者、地域住民等)からの警察及び学校に対する信頼感の向上 (4) 自転車鍵掛け運動等の警察業務に対する理解の深化と積極的な協力の獲得 (5) 刑法犯少年の減少(令和元年中555人(前年比-95人)) (6) 県下の非効率は同室発足前に比べて約7割減少 4 課題 ○ これまでの取組に係るノウハウの蓄積及び共有 ○ 保護者等と協働した地域ぐるみの活動の深化 5 今後の取組 ○ 部内及び教職員へのノウハウの共有と波及 ○ 保護者やボランティアと協働した活動の拡大と強化 |
本件問合先 | 1.警察本部少年課2.教育庁義務教育課生徒指導推進室 |
086-234-0110 |