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タイトル 広島県災害時公衆衛生チームの被災地のニーズに応じた専門チーム派遣
施策・事業名称 災害時の被災地ニーズに対応した専門職派遣体制の確保
都道府県名 広島県
分野 防災・危機管理
健康福祉
内容 1.現状と課題
 自然災害においては,災害規模や被災状況によって,初動体制や必要な公衆衛生活動は大きく異なり,健康管理から服薬指導,リハビリなど状況に応じた公衆衛生活動の整備が重要となる。特に,地震災害においては,断続的な余震などから車中泊避難者が多数発生し,エコノミークラス症候群の発症が懸念される。また,高齢者が,昼間も避難所に残り活動の少ない状態となり,生活不活発病に対するケアが求められる。このため,これらの避難者に対する予防的リハビリテーションが必要となる。

2.めざす姿
 大規模災害発生時においても,被災後の二次的な健康被害の予防を図り,早期に被災地及び被災者の復興を推進する。

3.取り組みの方向
 災害時に迅速かつ適切な医療提供及び公衆衛生支援が実施できるよう,広島県災害時公衆衛生チームを設置しており,17の専門職能団体と協定を締結し,被災地のニーズに応じた公衆衛生活動ができる体制を確保する。

4.基本事業
 災害発生時には,最初に災害時公衆衛生チーム(調査班)を派遣し,避難者の心身のケア及びニーズ調査を実施。それに引き続き,医療救護・こども・精神医療・リハビリテーション・口腔ケアの各分野のチームを必要に応じて派遣し,支援活動を実施する。

5.その他
 平成28年熊本地震においては,予防的リハビリテーションを行うため理学療法士・作業療法士・後方支援職員から編成されたリハビリテーションチームを熊本県へ派遣し,エコノミークラス症候群の予防や生活不活発病をケアした。
 また,平成30年西日本豪雨災害では,保健師チーム,看護師チーム,薬剤師チーム,口腔ケアチーム,栄養士チーム,リハビリチーム,介護・福祉チームが被災地ニーズに基づき活動した。
関連
ホームページ
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/268/saigaijikousyuueiseimanyuarui-29kaitei.html
本件問合先 健康福祉局健康危機管理課
082-513-3030
fukikikan@pref.hiroshima.lg.jp