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タイトル | 佐賀の子どもたちの40年後の胃がんリスクを取り除き、将来へのプレゼントを届けたい! |
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施策・事業名称 | 未来へ向けた胃がん対策推進事業 |
都道府県名 | 佐賀県 |
分野 | 健康福祉 |
事業実施期間 | 平成28年4月1日~ |
施策のポイント |
◎ 県内の中学校(特別支援学校中学部を含む)に在籍する3年生を対象に、学校の健康診断(検尿)の仕組みを活用して希望者(「参加に同意する」旨を示した意向確認書を提出した生徒のみ)にピロリ菌の検査を実施。 ◎ 一次検査、二次検査ともに生徒・保護者は比較的簡易に受けることが可能。 ◎ 検査、除菌治療・確認検査にかかる費用は県費で対応し、検査・治療等にかかる生徒・保護者の負担は0円。 ◎ 現在の中学3年生だけでなく、当該生徒が子どもを持った際、その子どもにピロリ菌を感染させてしまうリスクも低減。 |
内容 |
(目的/目標) ・佐賀県の子どもたちの将来の胃がん発症リスクを低減 (主な特徴) ・佐賀大学医学部附属病院内に事業センターを設置(専任スタッフを配置) ・学校の健康診断(検尿)の仕組みを活用(別に検体を提出したりすることは不要) ・一次・二次検査を受けるため、医療機関や検査センターに出向くことは不要 ・検査結果は、事業センターから生徒・保護者の自宅あてに直接郵送(学校を介さない) ・県内21の協力医療機関を設定し、対象生徒・保護者が選択した医療機関で受診可能 ・ピロリ菌の除菌治療・除菌確認検査を受けるための生徒・保護者の費用負担は0円(県費で対応) (主な内容) ・学校の健康診断で提出される尿(腎機能検査)の残りを活用し、ピロリ菌検査を実施【一次検査】 (任意の検査であるため参加の意思表示(参加意向確認書を提出)があった生徒に限る) ・一次検査の結果、「二次検査が必要」と判定された生徒に対し、結果通知と二次検査(便検査)キットを送付し、便検体(検査キット)を事業センターへ提出(事業センターで検査を実施) ・二次検査結果が陽性(ピロリ菌に感染しているとの判定)であった生徒に対し、ピロリ菌の除菌治療(除菌確認検査を含む)を促す ・一次、二次ともに検査結果は、事業センターから各生徒・保護者の自宅あてに郵送(学校を介さない) ・除菌治療が必要と判定された生徒には、治療・確認検査のクーポン券を発行し、県内21の医療機関で提示すれば無料で除菌治療・確認検査を受けることができる (きっかけ/背景) ・佐賀県の胃がんによる死亡率は例年全国平均よりも高く、平成26年の75歳未満年齢調整死亡率は全国ワースト2位 ・世界保健機関(WHO)報告書で、胃がんの約8割はピロリ菌感染が原因であることが公表されている (主な成果) ・平成28年度から事業実施 ・事業開始後、一次検査への参加率が毎年上昇しており、事業が徐々に県民へ浸透 ・令和3年度は、7,607名の中学3年生(全体の約93%)が一次検査を受け230名の要二次検査者を判定 ・二次検査を受けた生徒(200名)のうち155名の要除菌治療者を判定 ・要除菌治療者(155名)のうち116名が除菌治療を受けている(平成28年度からの合計で965名) ※ 二次検査、除菌治療を受けた生徒数は令和4年3月31日時点のもの |
関連 ホームページ |
https://www.ganportal-saga.jp/pylori/ |
本件問合先 | 佐賀県健康福祉部健康福祉政策課がん撲滅特別対策室 |
0952-25-7491 | |
kenkoufukushiseisaku@pref.saga.lg.jp |