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タイトル 「静岡どぼくらぶ」による産学官連携の取組
施策・事業名称 担い手確保と育成、生産性向上、職場環境の改善、戦略的PR
都道府県名 静岡県
分野 地域振興・まちづくり
内容 1 背景
建設産業は、地域社会において、未来を創る重要な役割を担っているが、平成27年度の国勢調査では、本県の建設産業就労者の46.4%は50歳以上である一方、30歳未満の若年就労者は9.8%と、将来を支える担い手不足が喫緊の課題となっている。一方、防災・減災対策や老朽化対策など、建設産業が担う役割は増大している。
土木の業界に若者を呼ぶには、行政だけが声をあげても難しく、土木に関連するすべての組織、人々、県民が一緒になって土木の重要性、仕事としての魅力を再認識し、発信することが必要である。
このことから、多様な主体が取組に参加することのできるようプラットフォームとして平成29年4月に「静岡どぼくらぶ」を立ち上げた。

2 目的
「静岡どぼくらぶ」は、産学官が連携し、建設産業の人材確保や人材育成、就業者数を補う生産性向上、職場環境の改善、戦略的PRに取り組み、建設産業全体をスパイラルアップしていく。

3 メンバー
「静岡どぼくらぶ」は、“土木”でつながる広いサークル(仲間)であり、メンバーはその主旨に賛同する人・団体である。

4 取組内容
(1)県土への誇りと愛着
県土への誇りと愛着を醸成し、県内各地の美しい景観を社会総掛かりで磨き上げる「ふじのくに回遊式庭園」の実現に向けて、地域の魅力を高め、地域の特性を活かした取組を推進する。

(2)担い手確保と育成
次世代を担う若年層や、女性の入職者の確保と育成のため、「産学官コンソーシアム」による連携を強化しながら、現場見学会や出前講座等の「静岡どぼくらぶ」講座の開催等を推進する。

(3)生産性向上
建設産業の生産性向上のため、「中小企業へのICT導入」や「ICT対象工種の拡大に向けた基準整備・オープンイノベーションによる新技術開発・導入」等を推進する。

(4)職場環境の改善
建設産業における職場環境の改善のため、「施工時期の平準化」、「社会保険への加入」、「適切な工期設定と週休2日の導入」等を推進する。

(5)戦略的PR
建設産業の仕事を県民の皆様に理解し信頼していただき、円滑に事業が進むよう、戦略的PRを推進し、「社会インフラの意義の周知」及び「やりがいがあり誇りの持てる建設産業のイメージ向上」を図る。
関連
ホームページ
https://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/doboclub/doboclub.html
本件問合先 交通基盤部建設政策課
054-221-3681
kensei@pref.shizuoka.lg.jp