本文へスキップします。

全国知事会

 メニュー

TOP先進政策バンク先進政策バンク詳細ページ

先進政策バンク詳細ページ

印刷

タイトル 国際スポーツ大会開催に係るレガシー活動の取り組み方針策定
施策・事業名称 レガシープログラム「くまもとハロープログラム」について
都道府県名 熊本県
分野 健康福祉
商工・労働
地域振興・まちづくり
その他
事業実施期間 平成28年11月2日~
施策のポイント 2019年に熊本で開催される、女子ハンドボール世界選手権大会、ラグビーワールド
カップ、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたの熊本県内への
キャンプ地誘致活動から得られる様々な成果・効果を、レガシーとして大会が終了
した後も継続させ、熊本地震からの復興につなげるため、県内の行政、企業、団体
そして住民による各種取組の方向性を「くまもとハロープログラム(※)」として取
りまとめた。

※2019~2020年に開催される“Handball・Rugby・OlympicParalympic”の頭文字を取り、
「くまもとハロー(HaRO)プログラム」と命名
内容 1 取り組み方針

(1)震災からの復興の姿の発信
熊本地震からの復興の姿や様々な支援に対する感謝の心を、国際スポーツ大会の開催
を通じて世界に発信するため、2019年の女子ハンドボール世界選手権大会、ラグビー
ワールドカップの成功等を震災復興 のマイルストーンとして取組みを実施する。
(2)スポーツの普及と振興
これらの国際スポーツ大会の開催を機に、以下の取組みを通じ、県民へのスポーツの
普及と振興を図ります。
1)国際スポーツ大会の成功と東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ誘致実現
〇世界大会の確実な開催(選手が最高のパフォーマンスを発揮でき、観客がこのパフ
ォーマンスを楽しみ、 ファンが街中でも大会を満喫でき、世界へ感動が発信され、
大会ブランドが向上する。)
〇県、市町村、競技団体等が連携したキャンプ地誘致活動の実施
〇トップアスリートとの交流によるスポーツ参加の動機付け
2)国内・世界で活躍する熊本のトップアスリートの養成
3)誰もが生涯、スポーツを楽しめる環境の整備
〇障がい者・高齢者等のスポーツの振興
〇被災したスポーツ施設の創造的復興、施設の近代化、ユニバーサルデザインに配慮
した国際水準に向けた施設整備
〇各種市民スポーツ大会の開催、地域型総合スポーツクラブの振興・ボランティアの
育成
〇健康寿命の延伸のための意識醸成

(3)インバウンド観光の推進
大会観戦などのために世界中から熊本を訪れる旅行者が、熊本の素晴らしい観光資源
やおもてなしに触れてファンとなり、リピーターとして再び熊本を訪れてもらえる
ための取り組みを推進します。
1)リピーターの獲得及びFIT(※1)化に対応した取組み
〇観光客の受入環境の整備(多言語対応・おもてなし力の向上、WiFi整備等 ハード整
備)による満足度の向上
〇熊本地震からの交通インフラの回復による利便性の向上
〇本県のフラッグシップ(※2)となる宿泊施設の誘致による熊本ブランドの強化
〇多様化するニーズに応じた観光素材の磨き上げと九州各県と連携した周遊ルートの
開発、情報の発信
2)スポーツツーリズムの発展と定着
〇競技施設、アスリート向け宿泊施設・リラクゼーション施設等の情報の発信
〇熊本の食や温泉等観光情報の発信
〇国際スポーツ大会やキャンプ地誘致の専門組織(スポーツコミッション等)の設置
検討

※1 FIT(Foreign Independent Tour): 団体旅行やパッケージツァーを利用しない個人旅
行者
※2 フラッグシップ: 旅行者のあこがれとなるような最上級である施設・サービス等
のこと。


(4)国際交流の促進
国際スポーツ大会開催を国際交流の絶好の機会と捉え、来熊する各国チームや観戦者
と県民との交流を推進し、これが継続できる取組みを推進します。
1)来熊する各国チームとの直接交流の促進
〇世界の多様性への理解の深化
〇キャンプ地誘致活動を通じたホストタウン活動の推進
(例:大分6、福岡5、静岡9 県内は1ヶ国<インドネシア>)
〇各国チームの応援を通じた相互理解、エクスカーション等を通じた地域での交流や
大会後の交流
2)訪問者が気軽に熊本の文化と触れ合う機会の創出
〇世界大会の開会式やファンゾーン等における熊本の文化の発信
〇大会期間中、各国チームや観客が各地域を訪問した際、地域の文化を体験できる
プログラムの実施

2 推進組織、推進方法
(1)推進組織
熊本国際スポーツ大会実行委員会
(2)推進方法
上記推進組織を構成する個々の行政、企業、団体、住民等が、「くまもとハロープロ
グラム」に沿った事業、活動を自律的に推進する。
本件問合先 熊本県国際スポーツ大会推進課 上野
096-333-2559
ueno-f@pref.kumamoto.lg.jp