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タイトル 不法投棄やっつけ隊の結成による廃棄物撤去事業 ~官・民一体となった不法投棄対策の取組~
施策・事業名称 不法投棄やっつけ隊推進事業
都道府県名 京都府
分野 環境
内容 ■背景
山間部や谷間で頻発していた大規模な不法投棄は、厳罰化や行政等のパトロールの強化により減少傾向にありますが、電化製品や家庭ゴミなどの小規模な不法投棄は、未だに後を絶ちません。小規模不法投棄は、行為者の特定が難しく、投棄された土地の所有者に迷惑がかかり、放置されると新たな不法投棄につながる懸念もあるため“地域の困りごと”になっています。
そのような状況に対し、京都府では、平成28年度から、地域住民やボランティア、廃棄物処理業者、市町村等が力を合わせて、地域の不法投棄物を撤去し、不法投棄をさせない気運(状況、景観)を作り、再発防止へと繋げるため、「不法投棄やっつけ隊」を地域毎に結成しています。

■事業内容
この取組は、不法投棄を無くしたい地域住民やボランティアの活動に対し、廃棄物処理業者が資材・機材の提供を行い、市町村が回収された廃棄物の処分などを行うなど役割を分担して、京都府が、そのコーディネイトを行うもので、引き続き、各市町村から推薦のあった地域において活動を行う。

■特徴
地域住民を始めボランティア、NPO、廃棄物処理業者、行政機関が一体となって、撤去活動地域毎に「不法投棄やっつけ隊」を結成する。
撤去活動前に、参加者を対象にワークショップを開催して、「不法投棄をなくすには」等をテーマに、廃棄物の適正処理や不法投棄対策の検討を通じて廃棄物撤去や再発防止措置のあり方について意見交換を行い「不法投棄をしない、させない、許さない」の気運を醸成するとともに、参加者間の連携を図る。併せて、撤去作業を安全に行うための安全講習を行う。
また、撤去活動の後に、参加団体の代表者等で構成する「振り返り会議」を開催して、撤去活動までの取り組みを振り返るとともに、参加者アンケート結果等を参考に意見交換を行い、今後の撤去活動地域での取り組みや事業の更なる改善を検討する。

■成果
平成29年度は2地域で不法投棄やっつけ隊を結成して撤去活動等を行った。
1 久世郡久御山町(古川河川敷)
・日時:平成29年11月25日(土)午前9時30分から12時
・場所:久御山町古川河川敷周辺(観世橋上流から中内橋までの延長約1500mの範囲)
・参加者:合計25名(古川を美しくする会9名、ボランティア1名、(公益社団法人)京都府産業廃棄物協会2名、久御山町4名、京都府9名)
・回収した廃棄物:2トンダンプ1台分(紙くず、木くず、廃プラスチック、空き缶、ペットボトル等)
2 綴喜郡宇治田原町(田原川河川敷)
・日時:平成30年3月14日(水)午後1時30分~4時
・場所:宇治田原町田原川河川敷(荒木橋から府道宇治木屋線覆道付近にかけて)
・参加者:合計50名(環境を守る会 9名、竹ぼうき会2名、田原川を美しくする会11名、ボランティア1名、(有)富山資源開発4名、(社福)宇治田原町社会福祉協議会1名、(公社)京都府産業廃棄物協会5名、宇治田原町8名、京都府9名)
・回収した廃棄物:軽ダンプ3台分(紙くず、木くず、廃プラスチック、空き缶、ペットボトル等の廃棄物の他、崖下に投棄されていたソファー)

■その他
土地所有者等の了解を得て、不法投棄禁止看板等の設置を予定
不法投棄やっつけ隊の撤去活動の状況
不法投棄やっつけ隊の撤去活動の状況
関連
ホームページ
http://www.pref.kyoto.jp/fuhotoki/yatuketai.html
本件問合先 環境部循環型社会推進課(不法投棄等対策担当)
075-414-4226
junkan@pref.kyoto.lg.jp