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タイトル 東西二極の一極を担う大阪都市圏の実現~圧倒的な魅力を備えた都市空間の創造~
施策・事業名称 グランドデザイン・大阪都市圏
都道府県名 大阪府
分野 地域振興・まちづくり
内容 ◆課題分析・目標
○リニア中央新幹線や関西大環状道路など、広域インフラの整備等が進み、人・モノの流れが大きく変化する中で、大阪が東西二極の一極として、将来にわたって大きく発展していくためには、創造的な人材をはじめとする多様な人の集積や、地域価値の創造を進め、人がいきいきと 活動できる魅力あふれる都市空間となる必要がある。
○そのため、2050年を目標に、より広域的な視点に立ち、関西全体を視野に、概ね関西大環状道路の範囲内を大阪都市圏として位置づけ、府県を超えての都市間連携の強化や大胆な土地利用の転換等を行い、民間主導を基本に人・モノ・情報・投資を呼び込める、府域全体の都市空間創造に向けた大きな方向性を示す。

○大阪都市圏における都市空間創造の5つの目標
1. 都市間競争に打ち勝つ・・・「広域インフラで各都市圏を結合し、市場を拡大」
2. 多様な人材が集積する・・・「職・住・学など、多様な機能により知的創造を支える」
3. 都市魅力あふれる・・・「みどりや水辺など圧倒的な都市魅力と品格ある都市景観の実現」
4. 便利で快適・・・「自動車を抑制し、中心市街地を人に開放、歩いて楽しい」
5. 安全・安心・・・「安全・安心で、首都機能をも代替し得る」

◆取組内容
○都市空間の骨組みとなる都市構造を以下の視点で「広域連携型都市構造」へと大胆に転換
1. 都市の活力の源である「人」の活動を中心
2. 多様な機能が集積する強みを活かし、都市間連携を強化
3. 山や川、海などの地形的要素や、行政区域にとらわれない広域的な視点で、大胆に土地利用を転換

○「広域連携型都市構造」を踏まえた都市空間創造の方向性 ~以下の6つの視点で、地域資源を最大限に活かす~
大阪が持つ産業、学術・研究、集客機能、自然環境、歴史・文化、居住環境といった多様な地域資源を最大限に活かし、府県を超えて周辺の市町村との連携を深め、つなげていくことで、魅力ある都市空間を創造する。
1. 多様な産業の集積を活かす・・・産業の集積・維持のため、時代のニーズに即応した産業用地の創出、環境・新エネルギー産業等の立地促進
2. 優れた学術・研究を活かす・・・産学官民連携による新たなイノベーション拠点の創造
3. 多彩な集客機能の集積を活かす・・・国際博覧会大阪誘致・開催を見据えたまちづくり
4. 豊かな自然環境を活かす・・・淀川舟運の復活よるにぎわい空間の創造、大阪湾の魅力を楽しめる回遊性の向上による都市空間の創造
5. 豊富な歴史・文化の集積を活かす・・・優れた歴史・文化的資産を活かしたまちづくり、世界文化遺産等を気軽に満喫できる観光ネットワークの形成
6. 良好な居住環境を活かす・・・大阪らしい多様な居住空間の創造

○大阪都市圏の都市空間創造を支える基盤の方向性
1. みどり・・・大阪湾等から周辺山系へ、都市公園や河川、街路樹などでつなぎ、みどりの軸線やネットワークを充実
2. 防災・・・災害による人的・経済的被害の軽減に向け、南海トラフ巨大地震をはじめとする地震・津波への備えや、河川、下水道や砂防施設の整備など、風水害への備えを推進
3 交通
・道路ネットワーク・・・活力・成長を支えるための物流効率化や広域連携の強化に資する道路の整備
・鉄道ネットワーク・・・新幹線等の東西二極を結ぶ広域インフラに、これらの整備効果を最大限に発揮できるよう鉄道ネットワークを充実
・空港・港湾・・・世界へのゲートウェイとしての役割等を発揮するため、空港・港湾の機能を強化

○具体化に向けて
1. 「行政主導」ではなく「民間主導」
・規制緩和や公民連携などを促進し、民間が動きやすい環境を整えることで、民間の力を最大限に引き出す
2. 府・市町村等との協議の場などの推進体制の構築、国等への働きかけ
・府、市町村、民間団体も含めた協議の場などの推進体制を構築
・現行制度の活用および制度的、財政的な課題について国等に働きかけ

◆現在の取組
○関西各地域で取組みが進められている各サイクルルートを連携させ、大阪湾をはじめ、関西一円の豊かな自然や世界遺産などの歴史・文化資源等を、誰もが楽しめるよう、自転車を活用した広域連携によるまちづくりを推進
関連
ホームページ
http://www.pref.osaka.lg.jp/daitoshimachi/toshiken/
本件問合先 住宅まちづくり部まちづくり戦略室都市空間創造課
06-6210-9326
machizukurisenryaku@sbox.pref.osaka.lg.jp