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タイトル 未来の医療従事者を育成!第1回紀南メディカルラリー甲子園
施策・事業名称 未来の医療従事者を育成!第1回紀南メディカルラリー甲子園
都道府県名 三重県
分野 防災・危機管理
健康福祉
教育・文化
事業実施期間 平成28年8月7日~
施策のポイント 三重県では医師や看護師をはじめとした医療従事者の育成・確保が課題となっております。本施策は、従来、医療従事者を対象として実施していた、メディカルラリーを高校生を対象として実施する事で、将来の医療者を増やす事を目的としています。
他にも、本大会に参加する高校生を支えるために、医師・看護師・救急・行政・学生といった、様々なボランティアスタッフが連携する事で、他職種による連携や地域連携のきっかけづくりとなりました。
内容 <現状や課題、設定した目標>
三重県では、医師や看護師をはじめとした医療従事者の育成・確保が課題となっており、本企画の会場の紀南地域はより深刻な医療者不足地域の一つです。このため下記の3つの目標を設定しました。1.模擬体験を通じて命を救いたい!という気持ちを湧き起し医療者を本気でめざす高校生を増やす。2.地域の熱意のある医療者と触れ合うことで、地域医療に貢献したいという志をより具体的なものとする。3.災害時の対応(一時救急処置やけがの応急処置、けが人の運び方、災害時の身の守り方やトリアージ等)を学び、有事の際に協力できるよう備える。

<取組の検討プロセス、改善点等>
近年、紀南病院で開催しているMETCH主催の各種研修会や勉強会に、地域の高校生が参加するようになりました。これを受け、高校生を対象とし紀南メディカルラリー甲子園を発案しました。METCHが主催となり、紀南医師会、紀南病院、熊野消防の協力のもと、実行委員会を組織し、関係機関が横断的に協力しながら企画の検討を重ねました。このような形で本会が開催できたのは、「紀南救急勉強会」により育まれた地域医療に対する地元医療者の熱意があったからです。今後、対象高校や、ボランティアスタッフを県内全域に拡大したいと考えています。

<効果、成果>
5校(紀南高校、木本高校、近畿大学付属新宮高校、高田高校、皇學館高校)から計40名10チームの高校生が参加しました。中には募集定員をはるかに超え、選考が必要となった高校もありました。計128名のボランティアスタッフは、紀南病院を中心に、熊野消防、紀南医師会、保健所、学校、高校生と多様な構成となりました。参加者、スタッフ共に満足度が高く、第2回開催に向けて準備を進めています。本企画を通じて、医療機関だけでなく、行政機関や学校とのつながりが深まったことも成果の一つと考えています。

<工夫した点や苦労した点>
本企画に合わせたオリジナルテキストを事前に作成、配布し、高校生の自己学習を促しました。大会前日に参加者全員を集めて事前学習会を開催し、学生一人一人の理解度に合わせて医療スタッフが直接指導しました。
本件問合先 地域医療推進課
059-224-2326
ogatak01@pref.mie.jp