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タイトル | 障がいのある方と共に働く ~ job createの取組 ~ |
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施策・事業名称 | 障がいのある方と共に働く ~ job createの取組 ~ |
都道府県名 | 三重県 |
分野 |
健康福祉 商工・労働 |
内容 |
<現状や課題、設定した目標> 生徒増により職員数も増えため職場全体で仕事の効率化を図る特別委員会を設置し、その中で非常勤実習助手の業務内容も整理した。具体的には「その日に必要な仕事」を口頭で毎朝依頼されてきた現状は、非常勤実習助手にとって1日の見通しが立たず、不安を招く場合があった。そのため、職場全体で「共に働く」という観点で「同じ仕事」、「繰り返し行う仕事」を改めて洗い出し、仕事の「見える化」を図ることで、主体的に仕事をできることを目指した。 <取組の検討プロセス、改善点等> 教頭をコーディネーターとし、初めに職場全体で「非常勤実習助手」の仕事内容、次に現在の非常勤実習助手の得意なことや苦手なことを確認した。その特性を踏まえて各授業の中で「(年間通して)同じ仕事」「繰り返し行う仕事」を創り出し、それを非常勤実習助手本人に確認し、「自信の持てる仕事」などの意見を聞いた上で調整して「仕事の週日課」と「作業依頼票」を作成した。職員会議では「週日課」で非常勤実習助手の動きを、「依頼票」で依頼の手順を職員全体で確認し、運用した。 <効果、成果> 今回の取組を通じて、非常勤実習助手は仕事の見通しが持ちやすくなり、これまでに比べて不安なく仕事に取り組めるようになった。また仕事依頼の方法が整理されたことで職場全体でもその依頼を行いやすくなった。さらに知的障がいを対象とする特別支援学校の高等部として生徒の進路支援を進める際、生徒の就職先や障がい者雇用を考えている企業について、学校も障がいのある方と共に働く職場という共感的な立場で考える良い機会となった。 <工夫した点や苦労した点> 職場の提案と本人の意見を考え合わせて創った新しい仕事や作業手順をスムーズに進めるために非常勤実習助手の就労支援を行うジョブコーチ等と連携した。 |
本件問合先 | 杉の子特別支援学校 石薬師分校 |
059-373-2727 |