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タイトル 滋賀県製品等を通じた貢献量評価手法の推進
施策・事業名称 滋賀県製品等を通じた貢献量評価手法の推進
都道府県名 滋賀県
分野 環境
内容 1.滋賀県低炭素社会づくりの推進に関する条例が目指す「低炭素社会づくり」

滋賀県では、平成23年3月に「滋賀県低炭素社会づくりの推進に関する条例」(以下「条例」という。)を制定しました。
条例では、温室効果ガスの排出を削減することだけでなく、経済社会の発展と環境保全が調和した「社会づくり」を進め、その結果として地球温暖化の防止にも貢献することを目的としています。
この趣旨を事業活動にも当てはめ、他者の温室効果ガス削減に貢献する製品開発や普及を、低炭素社会への「貢献」と捉え、社会全体で削減することのできた温室効果ガスの量を定量的に評価する「貢献量評価」を推進することで、低炭素社会づくりを進めています。
平成30年度からは、貢献量評価に取り組む事業所のメリットを向上させ、さらなる技術開発を促すために、「しが発低炭素ブランド認定制度」をスタートさせました。

2.貢献量評価制度とは

低炭素社会の実現のためには、節電や省エネ行動の広がりだけでなく、これらの取組を支える省エネ製品の普及、開発が必要です。 県内には、太陽光パネルなどの再生可能エネルギーや省エネ製品、また、その部品や素材を製造する工場が多く立地していますが、それらの企業がより革新的な省エネ製品等を生み出すことが、環境と経済とが両立した低炭素社会を目指すには不可欠です。
このため、このようなモノづくりを進める企業の「貢献」を温室効果ガス削減貢献量として見える化する手法として、本県では「算定の手引き」を独自で作成しました。その後、評価手法の普及を目的とした説明会やセミナーを開催するとともに、各企業のとりくみ事例を紹介することにより制度の普及を図ってきました。


3.しが発低炭素ブランド認定
本県では、社会全体で大きな温室効果ガス削減効果の得られる製品等を本県のブランドとして認定し情報発信を行う「しが発低炭素ブランド認定制度」を創設し、平成30年度から令和2年度までの3年間に、10製品の認定を行いました。

(令和2年度の認定製品<順不同・企業名の五十音順>)
・小口径配管エルボ保温材「ピタットエルボ」(関西保温工業株式会社(守山市))
・パレット自動倉庫スタッカークレーン「ラックマスター(Rシリーズ)」(株式会社ダイフク 滋賀事業所(蒲生郡日野町))

4.今後の展開
本県は昨年1月に2050年県域からの温室効果ガス排出量実質ゼロに向け取組を開始しました。温室効果ガスの削減と経済社会の持続的な発展との調和が図られたCO2ネットゼロ社会づくりを進めるためには、本県発の技術開発を促すことが重要であり、今年度から「しが発低炭素ブランド認定制度」は新たに「しがCO2ネットゼロみらい賞」として、CO2大幅削減に向けた先進的な取組や製品等の表彰を進めます。
【図1】将来の低炭素社会を支える本県発の製品・サービス
【図1】将来の低炭素社会を支える本県発の製品・サービス
【図2】令和2年度しが発低炭素ブランド認定
【図2】令和2年度しが発低炭素ブランド認定
関連
ホームページ
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kankyoshizen/ondanka/300757.html
本件問合先 滋賀県総合企画部CO2ネットゼロ推進課
077-528-3494
cg00@pref.shiga.lg.jp