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タイトル | ものづくり企業の力を結集、インホイールモータ車が快走! |
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施策・事業名称 | おかやま次世代自動車技術研究開発プロジェクト |
都道府県名 | 岡山県 |
分野 | 商工・労働 |
事業実施期間 | 平成23年4月1日~平成29年3月31日 |
施策のポイント |
1 モータをホイールに組み込んだインホイールモータ等新技術や新製品を創出 2 県内ものづくり企業の連携が強化され、県事業終了後も企業グループが自主的に事業を展開 3 県内ものづくり企業の開発力が向上し、参加企業が、研究開発の成果を活用した新たな取組を開始 |
内容 |
1 事業概要 岡山県の基幹産業である自動車関連産業を取り巻く環境の変化に県内企業が的確に対応できるよう、おかやま次世代自動車技術研究開発センターを設置し、公募による県内企業計20社の参加の下、電気自動車の試作を通じて、次世代自動車に求められる新技術・新製品の創出、技術力の強化、人材育成を図った。 2 事業成果 (1) 新技術・新製品の創出(主なもの) ・ 実用化レベルの小型で高性能なインホイールモータ及び制御システム ・ 旋回性を高める駆動輪独立制御システム ・ 高性能で軽量なサスペンション ・ 遮音性、断熱性を確保した軽量な新素材内装材 ・ 太陽電池を組み込んだCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製ルーフ ・ 試作電気自動車2台 ※ 研究開発に伴う知的財産 特許登録4件 (この他5件出願済み) (2) 技術展への出展 人とくるまのテクノロジー展(横浜、名古屋) オートモーティブワールド(東京) EV・PHV普及活用技術展(東京) に延べ11回出展し、参加企業の技術力の高さをPRするとともに、新規の受注拡大につなげた。 ・ 成約状況 34件 約10億円(平成29年1月末現在) ・ 成約内容 サスペンション部品、試作部品等 (3) 自動車メーカーの評価(技術展でのアンケート調査) ・ 中小企業だけで、モータや制御システムを設計製作したことは大変興味深い。 ・ 1つのモータ制御にさえ苦慮するが、複数のモータ制御を実現したことに驚いた。 ・ 試作車まで完成させたことに敬意を表したい。 ・ 自社製品と比べ、加速性能や静かさなど遜色ない。 (4) 人材の育成 車の設計から製作・評価、展示会出展という普段では経験することのない一連のプロセスの経験を通じて人材育成に大きく貢献した。 ○企業グループによる自主的な事業展開 参加企業中5社が、インホイールモータ試作品を販売するグループを結成し、受注活動を進めている。 ○参加企業における新たな取組開始 プロジェクトの成果を活用して新たな研究開発に取り組む企業や、新たにモータ関連事業を開始した企業が現れるなど、参加企業の技術力の活用の場が広がった。 また、県内自動車関連企業による開発力・提案力向上のための産学官によるクラスターの設立も予定されている。 |
関連 ホームページ |
http://www.optic.or.jp/ovec/ |
本件問合先 | 産業労働部産業振興課 |
086-226-7379 | |
sangyo@pref.okayama.lg.jp |