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タイトル | 若者の介護職参入促進 |
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施策・事業名称 | 介護人材確保対策 |
都道府県名 | 栃木県 |
分野 | 健康福祉 |
内容 |
○少子化や産業構造の変革により、若者の介護分野への参入が減少しており、本県の介護事業所においても、職員の平均年齢が40代~60代の職場が、全体の70%を占めるなど、若者の参入と定着に向けた取り組みが重要となっている。 ○本県の介護事業所の採用の基本方針では、76%の事業所が新卒者の採用を希望しているが、平成26年度に実際に採用ができたのは、26%のみとなっている。また、複数名の新卒者の人材が確保できた事業所はさらに減少し、13%となっており、若者の介護業界への参入が進んでいない現状である。 ○こうした状況から「若い世代の担い手を確保するための取組」「介護職に対する理解と重要性の周知」「介護職に対するマイナスイメージが定着する前に介護の魅力(楽しさ・広さ・深さ)をアピール」といった方向性で各種事業を展開している。 ○なお、実施に当たっては、介護関連団体等で構成する「栃木県介護人材確保対策連絡調整会議」を効果的に活用し、各団体等の役割を明確にし、かつ、連携を図りながら効果的の事業となるよう配慮している。 1 介護のお仕事出前講座(既存事業・継続事業) 小・中・高校生に現役の介護福祉士が講師として訪問して、介護職の魅力や、やりがい等をPRする。(H29:年53校で実施) 2 小・中学生向け介護のお仕事見学・体験バスツアー(H29新規事業・継続事業) 介護職に興味を持つ小・中学生の親子を対象として、介護施設を訪問し、介護職の説明や先進的な取組等を見学し、興味関心を深めてもらう。(H29:年2回実施) 3 小・中・高校生向けパンフレット作成事業(H29新規事業・継続事業) 小学5年生、中学1年生、高校1年生のレベルに応じた介護の仕事の正しい説明のためのパンフレットを作成・配布し、親に対する啓発も高める。各20,000部作成(各学校の対象学年に配布) 4 高等学校教員対象介護の仕事理解促進事業(H29新規事業・継続事業) 介護施設系の団体による高等学校の教員を対象としたバスツアーを実施して、介護職に対する正しい理解を深めてもらう。(H29:年1回実施) 5 職場体験事業(既存事業・継続事業) 介護職に興味のある高校生以上を対象として、職場体験を通じて介護の仕事と魅力とやりがいを学び、介護分野への就労を促進する。 6 介護福祉士等修学資金貸付事業(既存事業・継続事業) 介護職を目指す学生の増加と入学後の修学を支援し、卒業後の介護現場への就労・定着を図るため、返還免除付きの修学資金貸付を実施する。 7 介護職イメージアップ映像制作事業・介護人材確保対策広報事業(映像制作はH29新規事業・単年度事業) イメージアップ映像を制作して教育現場等で活用する。介護のメージアップを図るため、口コミサイト等を活用した広報を展開する。 |
関連 ホームページ |
http://www.pref.tochigi.lg.jp/e01/welfare/chiikifukushi/zenpan/29kaigojinzaikakuho.html |
本件問合先 | 栃木県保健福祉部保健福祉課地域福祉担当 |
028-623-3047 | |
hofuku@pref.tochigi.lg.jp |