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タイトル | 人権4コマ漫画・人権4コマ漫画シナリオ募集 |
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施策・事業名称 | 人権4コマ漫画・人権4コマ漫画シナリオ募集 |
都道府県名 | 熊本県 |
分野 | 環境 |
事業実施期間 | 平成29年7月3日~平成29年9月15日 |
施策のポイント |
平成16年から実施してきた「人権メッセージ募集事業」を廃止し、平成29年度より新たに「人権4コマ漫画・人権4コマ漫画シナリオ募集事業」を実施。 人権メッセージや人権作文、人権絵画等の人権啓発に係る取組みは、多くの自治体で実施されているが、プロの漫画家と連携した人権4コマ漫画・シナリオの募集事業は、本県独自のもので、県内はもとより、全国的にも先進的な取組みである。 4コマ漫画というストーリー性のある作品を考えることは、既存の人権作品募集事業に飽き足りない県民にとって、大きな刺激となる事業となった。また、当事業に関連して、人権センターを会場として、連携している4コマ漫画家による人権4コマ漫画教室を開催し、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の方や親子に人権センターを訪れる機会を提供し、これまで人権センターを知らなかった方や訪れたことのなかった方への周知につなげた。さらに、入賞作品をクリアファイルやカレンダーに活用して各種研修会等で配布し、県民参加型の啓発事業として広く周知するに至った。 |
内容 |
〇募集テーマ 一人ひとりの人権を大切にする社会をつくっていくために、みんなに伝えたい想いや人権を尊重する気持ち、人への思いやり 〇募集期間 平成29年7月3日~9月15日 〇部門 漫画部門とシナリオ部門 〇入賞作品の活用 漫画:人権情報誌「コッコロ通信」への掲載、人権センターホームページでの公開、クリアファイル・カ レンダーへの掲載 シナリオ:プロの漫画家が漫画に描き起こし、人権情報誌「コッコロ通信」や人権センターホームページ で公開 児童生徒の作品は、表現力豊かで、子どもの目線で社会を見つめたメッセージ性の高いものが多かった。 また、大人の作品は、性的マイノリティをめぐる人権や高齢者の人権、外国人の人権など昨今注目を集めている人権課題についても取り上げられており、幅広い年齢層から多彩な作品が応募された。総じて、従来のメッセージ事業ではテーマに挙がってくることのなかった多様な人権課題をテーマにしたより独創的な作品が多く応募されており、当事業によって、県民に様々な人権課題について考えるきっかけを提供しただけでなく、応募作品を活用した啓発活動の可能性も広げた。 また、漫画部門では、漫画の構成を考え、絵を描き、そこに人権のメッセージを添えなければならず、シナリオ部門では人権の観点を念頭にストーリーを考えなければならない。したがって、両部門共に作品の制作には相応の時間を要する。つまり、その時間は、人権について考えている時であり、人権課題への関心や人権意識の向上に向け効果の大きい取組みとなった。さらに、漫画の潜在的なファンを掘り起こすきっかけにもなり、そこに「人権」を絡ませた「本県発祥の取組み」として県民に親しまれる取組みとなっている。 |
本件問合先 | 人権同和政策課 |
096-333-2299 | |
jinken@pref.kumamoto.lg.jp |