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タイトル | 「モモに図柄くっきり!」ブランド価値高める新手法の確立 |
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施策・事業名称 | モモの果実に文字や図柄を入れる方法の確立 |
都道府県名 | 山梨県 |
分野 | 農林水産 |
事業実施期間 | 平成28年4月1日~平成31年3月31日 |
施策のポイント |
モモなどの産地間競争が激化し、差別化による有利販売可能な商材開発が求められる中、県果樹試験場は県産業技術センターと共同で、県産モモの有利販売を可能とする差別化方法の一つとして、果実表面に文字や図柄を入れる方法を確立し、特許を取得した(令和2年6月15日)。 施策の主な特長 ◎新たな技術により、本県の特産物である「モモ」へ文字や図柄を入れる方法を確立したこと ◎図柄を変えることで様々な用途で有利販売が可能となること ◎技術開発に加え小売り販売を含めた流通におけるブランディング方法を検討していること |
内容 |
1 背景と課題 ○本県農業の主要品目であるモモ、ブドウは産地間競争が激化しており、より魅力ある商材の開発が求められている。 ○このため、新たな品種や安定生産技術の開発に加え、小売り販売を含めた流通におけるブランディング方法を検討し有利販売を目指す必要がある。 ○リンゴでは図柄や文字をかたどったシールを果実に貼る手法が確立されているが、モモは果実に毛があること等から貼るのが難しい。 2 事業の内容等 ○モモの着色良好な大玉品種において、果実を収穫前の約2週間、伸縮性・光透過性・通気性のある筒状のメッシュ生地に遮光シートを接着した資材で被覆すると、果実表面に文字や図柄を入れることができ、被覆することによる果実重、糖度、着色等への影響は見られなかった。 ○JA等を通じて、生産者に資材を配布し現地実証を行うとともに、アンケート調査を実施し、利用方法を検討した。 ○本技術の実用化により、図柄や文字入りのモモは贈答用やPR用など様々な利用が想定される。 |
本件問合先 | 農政部農業技術課 |
055-223-1618 | |
nougyo-git@pref.yamanashi.lg.jp |