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タイトル | 全国モデル!!災害時支援物資物流体制の構築 |
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施策・事業名称 | 支援物資物流体制強化推進事業 |
都道府県名 | 岡山県 |
分野 | 防災・危機管理 |
事業実施期間 | 平成28年8月8日~ |
施策のポイント |
・東日本大震災や熊本地震を教訓に、民間のノウハウや能力を効果的に活用し、被災地に必要な支援物資を迅速かつ確実に届けるための体制を整備する。 ・避難所まで確実に物資が届くよう、国及び県、市町村、民間事業者が連携し、ラストワンマイルの課題克服を目指す。 |
内容 |
【事業の概要】 岡山県では、平成28年8月に国、県、市町村、物流・小売等民間事業者、有識者等で構成する「岡山県支援物資物流体制強化検討協議会」を設置し、必要な物資を被災地に迅速かつ確実に届けるための仕組みづくりを進めている。 協議会では、発災後4日目から届く国のプッシュ型支援物資や、被災者のニーズを踏まえたプル型支援物資を県の広域物資輸送拠点「コンベックス岡山」で受け入れ、被災市町村の2次拠点へ届けることを想定し、民間事業者等との役割分担や要請等の手順のあり方、連絡様式の統一等について協議、検討し、図上訓練による検証を行った上で、平成29年2月にマニュアルを整備した。 また、コンベックス岡山での受入物資の荷下ろしや仕分け、在庫管理を円滑に行うため、トラックやフォークリフトの動線を考慮した作業場所や保管場所のレイアウト、必要な資機材や作業員数等を検討し、実動訓練による検証を行った上で、平成30年2月に運営計画を取りまとめた。 【成果】 1支援物資グループ運営マニュアルの策定 協議会での議論をもとに、関係団体の実情に基づいたマニュアルを策定。 2岡山県一次物資拠点(コンベックス岡山)運営計画の策定 民間事業者に施設を視察してもらい意見聴取するなど、プロの目線を重視しながら運営計画を策定。 3物資オペレーション訓練の実施 コンベックス岡山にトラックやフォークリフトを入れて、実際に物資の搬入・搬出訓練を行った。参加 者からは、訓練に参加したことで多くの課題に対する実感が湧いたと好評であった。 <明らかになった主な課題> ・指揮命令系統が不明確であった。 ・様式が複雑で分かりにくい。 ・可能な限りパレット単位で動かした方が無駄が少ない。 【今後の予定】 今後も、実働訓練による検証を重ね、市町村の二次拠点、避難所との連携確認や民間物流倉庫の活用計画の具体化を行うとともに、円滑な業務遂行をサポートする情報支援システムの整備を行い、全国モデルとなる支援物資物流体制の構築を目指していく。 |
本件問合先 | 岡山県危機管理課防災対策班 |
086-226-7293 | |
kikikanri-bousaitaisaku@pref.okayama.lg.jp |