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タイトル 《必ず役に立つ!》はじめて経理事務担当者になった時に読む本
施策・事業名称 少人数職場におけるはじめての会計事務ハンドブック作成WG
都道府県名 三重県
分野 行財政改革
事業実施期間 平成29年5月1日~平成30年1月31日
施策のポイント ○ 「今日からあなたは経理担当者です。」と言われても、何から始めたらよいか、どうやって進めていけばよいか、何をしたらダメなのか分かりません。そんな不安しかない中、安心して事務を進めることが出来るように作成しました。
○ 今までのマニュアルでは見たことないストーリー形式で作成しました。できるだけ会計用語を使わず作成した会計用語集、今すぐ必要な資料も集め、事務の流れも一目瞭然にしました。これ1冊でOK。
○ 長く使用できるため、是非、経理経験者にも読んでいただきたい1冊です。

○あなたも是非一度読んでみてください!!
内容 <現状や課題、設定した目標>
出納局が検査指導を行うなかで、「指導事項」(事務のミス)とした件数は学校など少人数職場ほど多い傾向にあり、これは身近に相談できる人が少ないことが一因と思われます。
そこで、初めて経理を担当する職員をサポートするため、会計事務の流れをできるだけ専門用語を使わず、分かりやすく、楽しく学べるようなハンドブックを完成させることを目標としました。

<取組の検討プロセス、改善点等>
1. 5月、経理初任者は何が分からないのか、何を知りたいのかを明確にするため経理初任者138名にアンケートを実施し、ハンドブックに必要な項目・内容について検討しました。回答では、「支出の流れが分からない。」という意見がたくさん出たため、執行伺から支払までを項目別に細分化し説明を行うこととしました。
2. 月1回程度、ワーキングを開催。
3. 11月中間案完成。
出納局全職員、会計事務初任者、教育委員会等にチェックを依頼したところ、144個の意見が出されたため、1つずつ検証し改善を重ねていきました。
4. 12月末、完成。1月印刷、2月各所属とアンケート協力者へ配布。

<効果、成果>
・ 初任者でも分かりやすく、専門用語を使用せず、楽しいストーリー形式で説明しました。これを読めば経理担当者としての心構えをはじめ、事務の流れが理解でき、県職員としてのモラルも身に付きます。
・ 42個の会計用語はこれ以上無理というところまで、優しく詳しく解説しました。
・ システムを使用した事務の流れが一目で分かるように虎の巻も作成しました。
・ 最初は支出科目も分からないため、歳出科目を2ページに集約し解説しました。
・ よく見る資料を付録として掲載したことで、探す手間をなくしました。
・ その他、初任者ならではのQ&Aや、先輩たちからのメッセージ・アドバイスも掲載しました。
・ おまけに、初めてシステムで入札等をする前に知っていてほしいことをまとめました。
・ 150もの索引を作成し、より使いやすくしました。

・ これ1冊で知りたいことを、知りたいときに調べられるようにしました。

最初は、着任後1か月程度使用するためのハンドブックとしていましたが、長く使用することができるハンドブックになりました。また、経験者であってもちょっとした調べものをするのに重宝なものとなっています。

<工夫した点や苦労した点>
・ 専門的で、地味で、複雑で少しも面白くない会計事務を、分かりやすく、明るく、楽しく作成しました。今までに見たことのないマニュアルのため、前例もなくひとつひとつ手探りの作業となりました。
・ 出納局から経理初任者へ「ひとりで悩まないで。」「あなたの味方だよ。」というメッセージもこめて作成しました。
本件問合先 出納局 会計支援課 会計支援班
059-224-2772
skaikeis@pref.mie.jp