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タイトル ♪生徒も県財政もWIN♪自動販売機の見直しによる大幅収入増加!
施策・事業名称 所属ロケーション等教育財産を高品質に利活用した生徒福利及び財政寄与への取組
都道府県名 三重県
分野 教育・文化
事業実施期間 平成29年4月1日~
施策のポイント 1.全日、定時9学科生徒1,150名、職員120名の県下最大規模の学校です。クラブは早朝から練習があり、定時制クラブが20時終了の稼動時間の長い固有事情があります。このため、幅広い時間帯での生徒への飲み物提供等の効果的な福利厚生が必要でした。
2.各種工業検定会場、クラブ公式戦等の来校者への飲食物の提供の要望もありました。さらに30年度には県下初の「ものづくり創造専攻科」開学もあり、生徒へのより多岐な福利事業のニーズが予想できました。3.本校は四日市市街に位置し、周辺には商業施設等も多く自販機設置業者にも好適なロケーションであることを現地説明を行い、結果、極めて高額な教育財産の目的外使用で県財政に寄与できると企図し実践しました。
内容 <現状や課題、設定した目標>
従来、給食室に紙コップ式の自動販売機が1台設置されていましたが、昼休みと夕方しか開放されておらず、また、紙コップであるため、利用者が少ない状況でした。本校の生徒数、運動クラブの活動状況から見て、利用しやすい環境にあれば大幅に利用者が増えると考え、契約更新に併せて屋外に自動販売機を複数台設置することとしました。全日・定時制生徒、強豪クラブ練習試合来校他校者、工業系技術検定会場(本校)への来校者にも併せて提供できる場面も増えました。

<取組の検討プロセス、改善点等>
利用しやすいように紙コップ式から缶・ペットボトルに変更、設置場所は給食室からオープンスペースに移設することとし、事務室で原案を作成して校内で議論・検討しました。また、議論の途中で、昼休みにパンを販売してくれていた事業者が高齢のため継続することができないという申出があり、パンの自動販売機も設置することにしました。また、設置後の運用面についても校内で十分議論しました。

<効果、成果>
設置場所貸付料収入は3年間で前回の60万円から750万円と大幅に増加させることができました。また、缶・ペットボトルの空容器を事業者が引き取ってくれるため、廃棄物処分事業者に支払っている持ち込みペットボトルの処分料の減額にもつながりました。
設置後9か月の販売量も上々であり、生徒、事業者、学校が全てWinとなる成果を上げられました
→クラブの朝錬から全日、定時の日課(授業・実習)、定時制クラブ終了の20時まで、水分補給、給食予約者外の軽食としてパン自販機も有意となりました。
生徒指導上も、校内で飲食可能となり、良好な結果となりました。増加収入は、入札年度本庁以外の全ての県の機関の最高額であり、財政への寄与と考えています。

<工夫した点や苦労した点>
自動販売機の屋外移設によって、「余計な生徒指導が増える」「生徒の健康上好ましくない」といった反対意見もあり、校内調整が難航しました。
本件問合先 四日市工業高等学校
059-326-2331
tyokkaad@mxs.mie-c.ed.jp