本文へスキップします。

全国知事会

 メニュー

TOP先進政策バンク先進政策バンク詳細ページ

先進政策バンク詳細ページ

印刷

タイトル 点から線へ、線から面へ~猫の殺処分数減の取組~
施策・事業名称 人と動物との共生環境づくり
都道府県名 三重県
分野 健康福祉
事業実施期間 平成29年5月28日~
施策のポイント 猫の殺処分減の取組である、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術等の支援を行った。この取組は猫を捕獲し、不妊・去勢手術を行い、現地に戻し、一代限りの命を見守ることで、殺処分をせず、糞尿等による生活環境の問題も低減できる。これまで、一部の地域機関(保健所)の限局的な取組が、「あすまいる」が拠点となり事業の企画や保健所の支援を行った結果、県内のすべての保健所に拡がった。また、広報活動等(過去の取組も含む。)を充実させた結果、この取組の理解が少しずつ深まり、多様な主体と連携しながら事業を行うことができた。
内容 <現状や課題、設定した目標>
本県における「猫の殺処分数の減少」に向けた取組は平成26年度から伊賀保健所を中心に進められ、他の保健所への水平展開をめざしてきたが、一部の保健所への限局的な取組に過ぎなかった。平成29年5月に動物愛護管理の拠点となる「あすまいる」が開所したことを機に、限局的な取組を全体に拡げ、組織のものとするとともに、市町や地域住民等への理解を深めていただき、県の取組だけでなく自らも実践していただくことをめざす姿とした。

<取組の検討プロセス、改善点等>
上記の課題解決やめざす姿を具現化するため、「あすまいる」が拠点となり、地域の実情に応じたマニュアルの整備等の企画立案や保健所の支援を、食品安全課が報道発表や研修会開催(平成25年度~28年度/平成29年度も予定)といった広報・普及啓発活動を行った。なお、研修会については、県だけの活動報告だけにとどまらず、これまでに事業に参加した市町の職員や動物愛護推進員(獣医師)も講師として参加した。

<効果、成果>
平成29年12月末時点で、6回の事業を行い、840匹の飼い主のいない猫の不妊・去勢手術等を実施。これまでの限局的な取組が、すべての保健所に拡がり、のべ209地区に対し、支援を行うことができた。また、平成25年度の研修会からこの取組をテーマに事例報告を行ってきたこと、事業実施前には報道発表を、事業終了後にはホームページで結果報告を行うなど、広報・普及啓発活動を充実させた結果、この取組について11の市町のほか、多数の地域住民の方にご協力をしていただいた。

<工夫した点や苦労した点>
この取組の理解を深めるための普及啓発などを地道に行ってきたことが、事業が拡がった要因であると思われた。
本件問合先 動物愛護推進センター
059-253-1238
asmile@pref.mie.jp