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タイトル | 災害廃棄物処理スペシャリスト人材の熱き想い! |
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施策・事業名称 | 災害廃棄物処理スペシャリスト人材の熱き想い! |
都道府県名 | 三重県 |
分野 | 環境 |
事業実施期間 | 平成29年4月1日~ |
内容 |
<現状や課題、設定した目標> 災害廃棄物は市町の通常処理する生活ごみなどとは異なり、災害廃棄物処理に関する知識を有する者による対応が必要となる。しかし、全国的に災害廃棄物処理に精通した人材は少ないため、本県でも、県職員や市町職員を対象に、災害廃棄物処理スペシャリスト人材育成を行っている。 台風21号の災害廃棄物処理は公園などに仮置されており、長期間放置することで、生活環境の保全に支障が生ずる可能性もあることから、支援から1週間程度で災害廃棄物の処理体制を整備することを目標とした。 <取組の検討プロセス、改善点等> これまで県が支援した災害廃棄物処理では、災害廃棄物処理現場における分別指導や分別人員として動くことが多かった。 しかし、災害廃棄物の迅速な処理を図るには、被災自治体による処理方針の決定といった体制整備が重要となることから、現場要員として派遣するのではなく、被災自治体の対策本部で処理方針を策定する職員の支援や関係機関との調整を中心に行うように、事前に県としての方針を決めて対応するようにした。 また、災害廃棄物処理では、処理後の国の補助金活用も見込まれることから、当初から補助金活用を見越した対応を行うよう助言をした。 <効果、成果> 10月28日から11月2日まで災害廃棄物処理スペシャリスト人材による災害廃棄物処理方針の助言や分別指導の支援を行い、災害廃棄物が置いてある3ヶ所の仮置場の災害廃棄物処理が概ね完了した。 災害廃棄物処理の知識を活かし、現場の進捗状況を把握し、人材や資機材の配置を行い、収集・分別・処理体制を整備することで、既存の処理施設や仮置場で災害廃棄物処理対応が可能となる体制となり、災害廃棄物処理スペシャリスト人材による支援終了後も、構築した体制で町による対応が継続された。 <工夫した点や苦労した点> 工夫:災害廃棄物処理スペシャリスト人材の派遣にあたり、2名のSP人材を固定して派遣することで、統一した対応ができるようにした。 苦労:支援に係る調整時間が短かったこと |
本件問合先 | 廃棄物対策局 廃棄物・リサイクル課 |
059-224-2385 | |
haikik@pref.mie.jp |