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タイトル | 「よかボス」の県全体への普及促進 |
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施策・事業名称 | 「よかボス企業」くらししあわせ応援事業 |
都道府県名 | 熊本県 |
分野 |
行財政改革 健康福祉 商工・労働 人口減少対策 |
事業実施期間 | 平成29年8月28日~ |
施策のポイント |
◆県民の総幸福量の最大化と県民一人ひとりの「幸せな人生の実 現」のため、組織のトップ自らが、仕事と生活の充実を図るとともに、共に働く社員の仕事と生活の充実 を応援する「よかボス」を県全体に広げる取組み。 ◆まずは、トップの意識改革が大事。 知事、副知事が率先して「よかボス宣言」を実施 ◆知事の想いが、県内の企業のトップに伝わり、大企業から中小企業まで、様々な企業の代表や経営者が、 知事の宣言を参考に、各自の想いのこもった「よかボス宣言」を実施。また、それぞれが「よかボス宣 言」を広める活動を積極的に行っている。 ◆企業のトップの「よかボス宣言」により、働き方の改革や、結婚、子育てなどライフステージに応じた支援を行い、柔軟な働き方ができる職場環境づくりや、少子化対策の推進につなげる。 ◆県は「よかボス」企業をさらに増やし、後押しするために、H30年度から「よかボス企業」くらししあわせ応援事業を実施(都道府県で全国初のAIとSNSを使った24時間365日対応できる子育て相談システムの構築など。) |
内容 |
【背景】 熊本地震からの創造的復興を成し遂げるために、「熊本復旧・復興4カ年戦略」の基本目標である「熊本を支える力強い産業の復活・発展と、魅力ある雇用の創出」や「県民の結婚・出産・子育ての希望の実現」を目指して、県民総幸福量の最大化に向けた取組みを推進する必要がある。 【取組内容】 知事、副知事が「よかボス宣言」を行った後、県庁の全ての幹部職員253名が「よかボス宣言」を実施。 <熊本県知事の「よかボス宣言書」> 私は、幸せな人生が実現するよう、自ら仕事と生活の充実に取り組むとともに、職員の仕事と生活の充実を応援し、さらには、県全体に広げるため、以下の事項を約束します。 1.私は、全力で仕事に取り組んだ後は、くまもとのうまかもんを食べ、家事をして、健康で幸せな熊本 ライフを楽しみます。 2.私は、楽しみながら仕事をし、早く帰って家事や余暇などの生活も楽しむ職員を誇りに思います。 3.私は、計画的に休みを取って、人生を楽しむとともに、職員にも休みを積極的にとるよう勧めます。 4.私は、職員の結婚、子育て、介護など、それぞれのライフステージにおける希望や安心が実現できるよう、応援します。 5.私は、くまもとの「よかボス」を増やすため、企業や事業所、団体への働きかけを行います。 幹部職員は、それぞれの執務室に「よかボス宣言書」を掲示。県庁職員と同様に、教育委員会の幹部職員、県立学校長96名が宣言を実施。熊本県警察も、警察本部の幹部職員と全ての警察署長65名が実施し、総勢414名が、「よかボス宣言」を行った。 少子化や結婚支援に対する取組は、県庁だけで行えるものではなく、市町村をはじめ、企業や事業所、団体など、県民の総力をあげて取り組まなければならない。また、魅力ある産業と雇用の創出、若者の県内定着等による人材流出の抑制は、企業や事業所等の協力なしでは達成できない。そこで、オール熊本の取組みとするため、トップや経営者が「よかボス宣言」を行った企業や団体を「よかボス企業」として登録する事業を展開。 5,000社を対象とした企業への意向調査を実施し、「よかボス」企業への登録を促したり、Facebookや県庁ホームページなどによる周知、様々な企業団体への周知を実施中。知事、副知事も積極的にトップセールスを行っている。 「よかボス企業」の要件は、熊本県内に事業所等があること。熊本県内の事業所が他県に支社・支所を出している場合も可。ボス(代表者等)と社員(1名以上)がいて、ボスが「よかボス宣言」を行うこと。 「よかボス宣言」は、現在取り組んでいることだけでなく、これから取り組みたいことでも可。取り組んでみようというボスの意識改革や行動を重んじ、誰もが取り組みやすい事業としている。 「よかボス企業」が「よかボス宣言」を実現するために、県は全力でバックアップしていく。 1 「よかボス企業」を増やすための「よかボス企業」登録推進事業 2 「よかボス企業」の資質向上のための、コンサルティング派遣事業 3 「よかボス企業」の男性職員の家事・育児のスキルアップ研修 4 「よかボス企業」が複数で自主的に行う結婚、子育ての研修等の事業費を補助 5 「よかボス企業」の社員や従業員がSNSを使って24時間365日子育ての相談ができる子育て安心AI事業 【効果・成果】 県全体に、「よかボス宣言」を行う企業や団体が普及することにより、県民の仕事と結婚や子育てなどの生活の充実が図られることで、子どもを産み育てやすい環境の実現が期待できる。 |
関連 ホームページ |
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