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タイトル | 「阿波藍」魅力創造発信プロジェクト |
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施策・事業名称 | 「阿波藍」魅力創造発信プロジェクト |
都道府県名 | 徳島県 |
分野 | 商工・労働 |
事業実施期間 | 平成29年10月6日~ |
施策のポイント |
2019年5月には、「阿波藍」の文化や遺産が「日本遺産」に認定されたことをはじめ、2019年7月には、「とくしま藍の日」、7月を「とくしま藍推進月間」、「藍色」を「徳島県の色」と定める条例の施行や、2021年度は「2020年東京オリンピック・パラリンピック」の公式エンブレムに「ジャパンブルー・藍色」が採用された。 この絶好の機会を背景に、県内外の藍関係者や日本を代表する染織家など多くの関係者から、「阿波藍」の認証制度や後継者の育成、染織技術の継承、藍の生産振興など、持続可能な藍産業の基盤の構築を実現してほしいと要望を受け、現場目線から官民が一体となって解決する仕組みとして、2021年12月に「『阿波藍』魅力発信展覧会2021」をあわぎんホールで開催、2022年10月には「藍魅力発信展覧会2022」を沖縄県おきなわ工芸の杜で開催した。その結果、さらに業界関係者との絆が深まり、2025年「大阪・関西万博」に向けて、官民が一体となって取り組む環境が確立できた。 藍染は、48色もの色味があるとともに、原料となる藍の葉は土で栽培され、使用後の染液は土に還るという究極の「サステナブル」産業である。この多様性に優れた日本の「ジャパンブルー」を力強く牽引していくことで、新たな価値を創造し、世界から評価される時代を創出することにより、藍産業や観光の振興を一体的に図る。 |
内容 |
●概要 1 産業観光 ヒューマンツーリズムや文化観光を活用した旅行商品の造成 2 製品開発 デザイナーの活用、ブランド会社との連携 3 価値創出 「阿波藍」のブランディング化、藍の科学分析 4 流通 藍関係冊子の制作、販売ルートの開拓、バイヤーとのマッチング 5 プロモーション 日仏友好160周年記念ジャポニスム2018や香港PMQでのPR トップセールス、首都圏でのキャンペーン 6 付随する課題 葉藍の生産量対策、後継者の確保や育成、染織技術の向上 ●効果 1 運営管理団体の組織化により、組織として活動することで、徳島県の「阿波藍」の生産から製品の出荷まで一体的な管理ができ、効率的かつ効果的な運営が図られる。 2 「安心・安全・高品質」など一定の品質(ジャパン・クオリティ)を保証した制度を構築することで、訴求力の向上が図れ、各種展示会・商談会などにおいて優位に説明でき、需要や販路の拡大に繋がる。 3 消費者が様々な藍染めの商品を正しい情報を基に選択して購入できる仕組みが構築され、藍染の価値が確立される。 4 ヒューマンツーリズムや文化観光を掛け合わせた新しい産業観光などの促進に繋がり、観光客の増加が図られる。 以上のように、包括的な取り組みを実施することで、持続可能な藍産業の基盤の構築が図られ、経済の好循環を確立することできる。 |
本件問合先 | 経済産業部経済産業政策課 |
088-621-2321 | |
keizaisangyouseisakuka@pref.tokushima.lg.jp |