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タイトル | 県全体で橋梁の戦略的な維持管理を推進! |
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施策・事業名称 | 生き活きメンテナンス ~橋梁長寿命化県を目指して~ |
都道府県名 | 岡山県 |
分野 | 防災・危機管理 |
事業実施期間 | 平成30年4月1日~令和3年3月31日 |
施策のポイント |
・大きく増大している橋梁の維持管理費を縮減するため、効率的な点検手法を検討 ・劣化の進行を抑制するために効果的な長寿命化対策をモデル的に実施し効果を検証 ・以上の取組により作成する長寿命化対策マニュアル(案)等を市町村にも積極的に周知し、県全体で戦略的な維持管理を推進 |
内容 |
1 現状 ・高度経済成長期に大量に建設された橋梁の老朽化により維持管理費用が増大している。 ・平成26年度から始まった橋梁の法定点検(5年に1回の頻度で近接目視点検を義務化)は平成30年度までで1巡目が完了し、平成31年度からは2巡目の点検を実施することとなる。 ・県内の道路橋梁数は全国最多であり、橋梁の維持管理費用は点検の法定化後、大きく増加しており(約1.6倍)、他の改築・耐震対策事業などを圧迫している。 2 課題 ・必要な道路整備を計画的に実施するためにも、橋梁の維持管理費用の縮減が必要 ・市町村も同様の状況であり、財源や技術者が不足しているため、市町村への支援が必要 3 取組内容 (1)劣化予測・原因分析 橋梁の劣化予測式を活用し、予測より劣化が進んでいる橋梁、進んでいない橋梁を抽出し、その原因を分析整理するとともに、原因の除去、効果的な対策の導入を検討する。 (2)効率的な点検手法等の検討 ・職員による橋梁点検の拡大や橋梁の損傷度に応じた点検歩掛りの検討により、委託費用の縮減を図る。 ・職員点検の拡大に合わせて、県・市町村職員の技術力向上を図るため、橋梁点検研修の充実を図る。 (3)効果的な長寿命化対策の検証 劣化の進行を抑制する対策を試行・検証し、有効な対策として導入することで、橋梁の長寿命化を図り、維持管理費用の縮減を図る。 【実施例】水抜き孔清掃、水切り設置、桁端部切欠きなど (4)戦略的な維持管理の推進 ・点検手法の検討結果等を「岡山県道路橋梁維持管理計画」の平成31年度の次期改訂に盛り込む。 ・長寿命化対策の効果検証結果により、有効な対策を取り入れた長寿命化対策マニュアル(案)を作成する。 ・長寿命化対策マニュアル(案)等を市町村に積極的に周知することで、岡山県全体で戦略的な維持管理を推進する。 4 効果 ・維持管理費用(点検費用・補修費用)の縮減 ・計画的な改築・耐震対策事業の推進 5 取組のイメージ |
本件問合先 | 岡山県土木部道路建設課 |
086-226-7470 | |
doken@pref.okayama.lg.jp |