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タイトル 食品と家計のもったいないを減らそう!
施策・事業名称 食品ロス・家庭ごみ削減促進事業
都道府県名 岡山県
分野 環境
事業実施期間 平成29年4月1日~
施策のポイント 食品ロスを中心とした家庭ごみの削減を進めるため、ごみの「みえる化」や飲食店等との連携企画、ヒント集の作成・配布等、多方面からの啓発活動を展開する。
内容 1 背 景
国内で、食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」のうち、約半分は家庭から発生しており、国民一人1日当たり茶碗1杯分ものご飯に相当する量を捨てていることから、食品ロスを中心とした家庭ごみの削減に向けた意識啓発が重要となっている。

2 事業内容
(1) おかやま30・10運動の実施
宴会等の機会が増える時期を捉え、「のこサマ~で~♪」「食べ残し0(ゼロ・宴)会」などと銘打って、宴会開始から30分と終了前10分間には、自分の席で料理をおいしく食べきることを呼び掛ける。

(2) 食品ロス・家庭ごみ削減ヒント集作成
無駄な食材を買わないコツや作り過ぎない調理時の注意など、
家庭で取り組める方策を提示する小冊子を作成・配布する。

(3) 実践プロジェクト「みんなでチェック!わが家のごみ」
家庭でのごみの発生量を測定(見える化)していただき、発生量及び減量化の工夫とともに報告してもらうことで、食品ロス・家庭ごみ削減の意識高揚を図る。

(4) 食品ロス削減キャンペーン
飲食店等と連携して、キャンペーン期間中、来店者への声掛けや特典の設定等により、食べ残しを減らす取り組みを進める。

3 取組の効果
定量的な測定は困難であるが、30・10運動のアンケートでは、「意識が変化した」「食べ残しが減った」、食品ロス削減キャンペーンのアンケートでは、「お客様の意識向上に役立った」「料理の量をお客様と相談する機会が増えた」「器の大きさを考えるきっかけとなるなど店側の意識も変化した」等の意見が寄せられ、食品ロス削減の意識啓発につながっていると考える。

4 今後の展開
食材や食品が消費者の手元に届くまでの労力、地元の特産品(食材や食品)の歴史等について、これからの消費を担う若年者層へも学んでもらうなど、更なる意識の醸成を図る。

(1) 地域を学んでのこさずたべよう
県内3地域を対象に、大学生が、食材を食べきるための地域の工夫(地域食材の活用、食べきる料理法、生産者との交流等)をフィールドワークで掘り起こし、その研究成果を教材として、地元の小学校で、生産過程や地域の歴史、食文化に触れながら、食品ロス削減の意識醸成を目指した出前授業を行う。

倉敷市立天城小学校・・・ノートルダム清心女子大学
新見市立刑部小学校・・・岡山大学
和気町立本荘小学校・・・山陽学園短期大学

(2) のこさずたべようレシピコンテスト・イベント
食品ロスの削減につながるような料理レシピを募集し、ネット投票、イベントでの試食審査を行い、優秀作品によるレシピ集を作成する。また、イベントでは、サルベージパーティを併せて実施する。

(3) 食品ロス・家庭ごみ削減ヒント集(第2版)作成
実践プロジェクト「みんなでチェック!わが家のごみ」で報告のあった優秀事例等を盛り込んだ第2版を作成・配布する。
関連
ホームページ
http://www.pref.okayama.jp/soshiki/30/
本件問合先 岡山県環境文化部循環型社会推進課
086-226-7306
junkan@pref.okayama.lg.jp