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タイトル | 「人生100歳時代の設計図」推進事業 |
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施策・事業名称 | 「人生100歳時代の設計図」推進事業 |
都道府県名 | 神奈川県 |
分野 | 教育・文化 |
内容 |
1 趣旨・目的 神奈川県は全国でも一、二を争うスピードで高齢化が進むとされている。 県では、ヘルスケア・ニューフロンティアを推進し、超高齢社会を乗り越える取組を進めてきた。 そして「未病の改善」の取組みにより、健康寿命が延びれば、元気な状態で人生が100歳まで続く、そういった時代がやってくる。 人生100歳時代を、生き生きと充実したものとしていくためには、県民一人ひとりが自ら人生の設計図を描いていくとともに、県も、様々な主体とともに、多様な生き方を支える社会を創っていくことが必要である。 ※平成28年1月・知事定例会見の場で「人生100歳時代の設計図」を課題提起 2 かながわ人生100歳時代ネットワーク ○ 平成28年度を議論の年と位置づけ、知事と県民の「対話の広場」やキックオフシンポジウム、有識者へのヒアリングなど、様々な機会を通じて、人生100歳時代について幅広く議論を重ねた。これらの議論の中で、「意欲ある高齢者が、いくつになっても学び直し、社会参加や仕事を通じて活躍できるしくみづくりが大切である」、「行政や企業、大学等が連携した取組みが必要である」などの意見をいただいた。 ○ 平成28年度の議論を踏まえ、県、市町村、大学、企業、NPO等の多様な主体が情報を共有し、協働して取組みを進めるため、平成29年6月に「かながわ人生100歳時代ネットワーク」を立ち上げ、平成29年度は、学びの場から活躍の場につなぐしくみづくりなどについて検討を重ねてきた。 ○ 平成30年度は、このネットワークが中心となって、持続可能な人生100歳時代に向けて次の取組みを展開する。 (1)人生100歳時代ポータルサイト(仮称) 学びの場、活躍の場の広域的、また主体間を越えた情報提供、生き生きと活動されている方の事例を掲載し、活躍の場につなぐことを支援 (2)カッコイイおとなプロジェクト(仮称) 生き生きと活動している「カッコイイおとな」が子どもと交流する。子ども自身も大人の活動に関わる。子どもをきっかけに現役世代やシニアの地域活動参加を促し、多世代交流を促進。 (3)現役世代マルチライフ推進プロジェクト(仮称) 企業の現役社員が定年後のセカンドキャリアを考え、地域活動等を体験する研修プログラムを実施し、現役世代からの社会参加を促進。 (4)ご近所ラボプロジェクト(仮称) 日常生活の中、例えば、ショッピングセンターに、シニアが気軽に立ち寄れる場を設け、仲間や地域と緩やかにつながることができる場にしていく。 (5)大学と連携したフィールドワーク 大学、NPO、地元市と連携して、耕作放棄地をフィールドに、柑橘類の栽培、収穫、加工品の生産、販売を行うことで、耕作放棄地の解消、シニアの居場所づくりのモデルを構築する。 3 その他の取組内容(平成29年度) (1)フォーラムの開催(平成29年10月、来場者:182名) ・ 現役世代を主な対象に社会参加の大切さなどの意識の醸成を図ることを目的。 ・ 基調講演とパネルディスカッションの2部構成。 (2)大学と連携した人生100歳時代セミナーの開催(3回開催:参加者計47名) ・ 中高年齢者が生涯現役で活躍するために必要とされる実務知識やスキルを身に付けることを目的。 ・ 未来設計(第1回・第3回)、ベンチャー設立・運営(第2回)の2講座を開催。 (3)ワークショップの開催(大学生を対象) ・ 大学生が将来を考え、今後の進路や人生などを考えるきっかけづくりを目的。 ・ 横浜国立大学、関東学院大学など、7大学で開催。 (4)事例集の作成・配布 ・ ライフデザインを考える際の参考になるように地域で活躍するシニアの事例集を作成。 ※(1)~(4)、いずれも、平成30年度も継続して実施予定。 |
関連 ホームページ |
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/r5k/100ylife/index.html |
本件問合先 | 神奈川県政策局政策部総合政策課連携推進グループ |
045-210-3068 | |
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