先進政策バンク詳細ページ
タイトル | 肉用牛繁殖農場における牛伝染性リンパ腫(EBL)清浄化による肉用牛生産強化 |
---|---|
施策・事業名称 | 肉用牛繁殖農場EBL清浄化対策 |
都道府県名 | 茨城県 |
分野 | 農林水産 |
事業実施期間 | 平成30年4月1日~ |
施策のポイント | EBLは,発生頭数が年々増加し,生産者の経営を圧迫して大きな打撃となっているが,治療方法やワクチンがないなど有効な対策がないことから,本病の感染状況の把握と清浄化対策の実施が喫緊の課題となっている。このため,本県独自の新たな技術を取り入れることで,全国で初めて県内全ての肉用繁殖牛(肉用親牛)を対象とした検査体制を整備し,肉用牛のEBL清浄化を図る。 |
内容 |
1 EBL清浄化対策 EBLの清浄化には感染した繁殖牛のとう汰更新が不可欠であるが,これまでの検査(抗体検査)では,感染の有無しか判別できず,高価な牛の更新計画をたてることができなかった。新しい技術(遺伝子検査)や最新の研究報告を活用することで,感染を広げるリスクの高い牛を特定することが可能となったことから,これを全国で初めて農家指導に利用し個別の清浄化対策を実施することで,清浄化を進める。 2 具体的な検査体制 (1)県内で飼養されている肉用繁殖牛全頭の抗体検査を行い感染牛を特定 (2)感染牛は遺伝子検査でウイルス量を測定し,ウイルスを感染させるリスクが高い牛を特定し,とう汰更新を推進 ・感染牛の飼育割合が少ない農場では,感染牛の早期更新 ・感染牛の飼育割合が高い農場では,農場経営の影響を最小限に抑えることを考慮し,感染リスクが高い牛から順次更新 ・感染防止のため,感染牛の分離隔離飼育 |
本件問合先 | 農林水産部畜産課家畜衛生・安全グループ |
029-301-3982 | |
chikusan2@pref.ibaraki.lg.jp |